夕日が沈む

日本海沿岸を添うように伸びている国道8号線を走る。

ここも中越沖地震で被害を受けた地域です。静かな凪が漂う水平線は穏やかで地球が丸いことを改めて感じる。左から右に水平線に目をやると、右端には、いつも放射能漏れで話題には事欠かない柏崎原子力発電所が遠目にもはっきりと見て取れる。

柏崎の紅葉スポット!松雲山荘の紅葉狩りに行く前に
♪ 米山さんから月が出た~~~♪の民謡で知られる米山から見る
日本海夕日の絶景ポイントに立ち寄りました。

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5時20分。
十数台の車が止まり、夕日が沈むのをお待ちの様子。
秋も深まったこの季節に潮風に当り穂先を揺らしているススキが佇んでいます。

三脚を立ててたカメラ小僧が4~5人ほど、太陽が沈む瞬間を狙って時計とニラメッコをしています。
下手ながらシャッターをガシャリと切りました。

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松雲山荘の紅葉狩り

夕方のローカルニュースで真っ赤に燃えたモミジの特集をしていた。
新潟にも真っ赤に色づく紅葉のスポットとは。

中越沖地震で被害を受けた柏崎の赤坂公園に隣接する松雲山荘で
紅く染まったモミジをライトアップしていると云うので出かけてきた。
長野県との県境では紅葉の名所である妙高高原は、山全体がカラシ色を中心にした黄色い絨毯模様が広がっている。真っ赤に染まるモミジやハゼの木
・ナナカマドの点在がなく赤が欲しいと願わずにはいられない。

真っ赤なモミジを求めて柏崎まで紅葉狩りに車を走らせた。
TVの画面では県下でも有名な紅葉スポットだとアナウンスしている。
「駐車場は大丈夫でしょうか・・・」と聞くアナウンサーに対して
係員の方は、「近くの小学校の校庭をお借りしていますから、安心してお出かけください」と、TVの怖さを知らない安直な答えが返ってきた。

ライトアップの時間には早いと思ったが、駐車場の事を考えて早めに出発した。
何よりも、帰りに魚市場を覗きたい!とのはやる気持ちを抑えて柏崎を目指した。

カーナビ何するものぞ!柏崎の地理に疎いので、まずは松雲山荘の地図をgoogleで探し出しプリントしていたのが幸いした。
チョットだけ近道をして、信号を右折するとすでに渋滞が始まっていた。
狭い駐車場で50台ほどがぎっしりと止まっていて、係員がプリントされた用紙を手渡し「満車のために小学校の校庭へ・・・」と、説明をしている。
この場所から200メートルほど離れているようです。
やっぱり!
TVの影響で大挙押し寄せてくる人の波を考えていなかったようです。
もう、車は信号を挟んでぎっしりと詰まっています。

タイミング良く帰られる人がいて、間隙を縫って車を納めた。
この運の良さは宝くじには生かされない。

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松雲山荘は
小さな丘を切り開いた日本庭園で、入口を取り囲むようにせり出してくる多数ののモミジが覆い被さっています。
ライトアップされたモミジは燃えるような赤が広がっていました。
暖かい紅葉狩りの夕べとなりたくさんの人出で賑わっています。

妙高の紅葉しか知らない私は、この地に来て真っ赤なモミジを見たのは初めてです。
燦燦と陽射しを浴びるモミジも見たかったな・・・。
庭園にはお茶席もあって2千万円もする茶道具がゴロゴロしているらしい。

若い外人さんご夫婦が子どもを連れて「look now!」なんて叫んでいました。
お国には、燃えるようなモミジはないのかな。

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野尻湖はまだら模様

美味しい蕎麦屋に連れて行ってよ・・・と、一本の電話から始まった。
新そばの美味しい季節になりキノコ博士の異名をとる友人と黒姫で待ち合わせをしてピックアップ。

ウィンドサーフィンで賑わう夏の景色は一変して、野尻湖は冬の装いに向けて準備を進んでいる。湖岸にはワカサギ釣りを目的とした屋形船が、装いも新たに出番を待っている。
秋晴れの野尻湖は風が吹けばカサカサと葉っぱが擦れる音が聞こえる。見渡せば野尻湖を取り囲む森や林は、見事に色とりどりの秋の化粧を施している。野尻湖を周回する湖岸道路は道幅が狭く、対向車が来ると一瞬焦ってしまうほどの危険を感じる。一歩間違えば野尻湖の湖面に吸い込まれる一直線の崖が待っています。

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すでに道路は、楓やモミジの木々から落葉している。交差する車に出会うこともない平日のゆったりとした時間は時間が止まっているかのようで、忘れかけた時間が蘇ってくる。
野尻湖を半周ほど行くと、信濃町・古町方面/長野・牟礼方面の看板に出会います。
湖岸道路を離れると、黄色く色づいた針葉樹がお迎えしてくれます。
黄色のキャンバスを抜ける、忙しかった稲刈りが終わり、刈り取った稲の残骸が整列している。ここの田んぼからできるお米は美味しいのだろうな・・・。
お隣の野尻湖から流れてくる水が美味しいお米の源になっているようにも感じます。

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のどかな陽射しを浴びた部落を通り抜けると目的地である涌井峠にさしかかる。
長野方面から涌井峠を向かうには、千曲川に寄り添うように広がるリンゴの産地で有名な豊田村から狭い道を延々と登ってくる。
涌井峠には、峠の蕎麦屋として三軒の蕎麦屋が競っている。
その中でも、峠の道から、さらに一車線ほどの枝分かれした狭い道を右折する。大きく右カーブした奥まった場所に、涌井せんたーはある。峠の道路からは所在を確認することはできない。

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平日の1時30分。
眼下には豊田村が一望できる人気の蕎麦屋さんの駐車場は危険と隣り合わせです。
駐車場は崖に沿って線が引かれているが、車止めのブロックが置いてある訳でもないので勢い余って、止めようとすると真っ逆さまに落ちていくことになる。
・・・雪が降るときは、より慎重に止めないと危険が倍増する。
20台ほど駐車できる駐車スペースは12台ほど止まっている。混み合う昼の時間はとうに過ぎているのに、それでもこれほどの人がお見えになっている。

峠の蕎麦屋で美味しい店があると聞かされたのは15~6年前であったろうか
行きつけの床屋の主人がキノコを採りに行った帰りに寄る蕎麦屋は美味しいよ!
を、耳にして行くようになった。
噂にたがわず美味しかった。
近年は、口コミより素早い情報のインターネットのおかげで、美味しいとの評判が広がり日曜ともなると押すな押すなの大盛況を目の当たりにした。
美味しい蕎麦も、余りの忙しさに美味しさが失われて行くのは道理で、美味しさの原点である汁が水っぽくなり蕎麦の風味を殺していた。
それでも、行けば待ち時間が起きるほどの混雑ぶりだった。
日曜に行くのは止めようと。

15年前の蕎麦の美味しさが戻っているのか、楽しみです。
待つこと8分ほど。蕎麦の待ち時間としては適度な待ち時間です。
蕎麦としては、いま流行の極細麺でない、そば粉100%の田舎蕎麦で腰のある太麺です。
美味しかった。
汁も最後の一滴まで、しっかりと味が安定している。
健康のみなもとそば湯も、適度な白濁で美味しかった。

次もまた、平日に来ることにしよう。

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木枯し・・・彡(-_-;)彡ヒューヒュー

豪雪で鳴らし、雪には慣れっこになっているはずのこの地域にも、早々と冬将軍がお出ましになった。猛烈に吹いてくる北風が肌身に刺す。
これが木枯しと云うものですか。
いつもながら、木枯しが吹く季節になるとこの句が思い浮かぶ。

木枯しや 目刺しに残る 海の色     芥川龍之介

芥川龍之介も木枯しが吹く寒い夕方に、七輪の中は火を入れた炭が赤々と燃え網に乗せた目刺し数匹を眺めているのであろうか。目刺しは醒めてはいるが薄青い色が色濃く残っている。まるで海を眺めているようだ

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寒波をもたらし荒れ狂った厚い雲も一夜明けると遠くに去っていた。
いつもは、雲が掛かりぼんやりとしか見えない、独立した名峰が等間隔で並んでいます。まるで遠近法で描かれた自然のスケッチです。
手前から妙高山、真ん中が黒姫山で奥が長野市を見下ろす飯綱山となります。

これに太陽の陽が当たると絵葉書にも負けない見事な景色となるはずですが・・・。
ぼんやりとした晴れは日本海独特の晴れ模様です。

Hiuti

妙高山に連なる端には日本百名山にも数えられる火打山が純白な雪化粧をしていて、すでに1メートルの積雪があり冬に突入していると聞きました。
火打山は名だたる高山植物の宝庫で季節ごとに愛好家が大挙して押し寄せるとも云われました。2000メートル級の山々に登山してみたいとの好奇心は揺るぎないのですが
体力の衰えは如何とも代え難く空想の世界に浸っています。

社会人になって2年目だったでしょうか
会社にはワンダーフォーゲル(通称ワンゲル)の同好会があり、山梨県にある乾徳山の登山に誘われたことがある。企画室のF嬢も参加すると聞いてもろ手を挙げて「参加します!」と叫んでいた。
新宿駅0時発の登山電車に乗り込み登山駅である塩山駅に到着。漆黒の闇と化している山道を登り始め、上着を脱ぎ、息を切らせて岩や石がゴロゴロしている頂上に到達してご来光を拝んだ。感動した一場面で登山が病みつきになりそう・・・だが、次回の登山の計画にF嬢が参加しないと聞いて、いっきに気持が萎えてしまった。
それ以来、登山と名の付くものの誘いに手を横に振って笑顔で断ってきた。

Arai

火打山から見る眼下にあるスキー場もコースが真っ白です。ロングコースで有名な新井リゾートで、滞在型のスキー場としてホテル・飲食街を造り華々しくデビューしたが、スキー客の減少であえなく閉鎖に追い込まれ、いまや熊やキツネのスキー場としてその場を提供している。
この新井リゾートは、天下のソニーの肝いりで作られたが金持ちの火遊びとなった。


信州では北信五岳として名峰を称えている。

飯綱山 1917m
黒姫山 2053m
戸隠山 1904m
斑尾山 1382m
妙高山 2454m

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沈まぬ太陽

「沈まぬ太陽」を観てきた。
山崎豊子「沈まぬ太陽」を読んでいたので期待に胸が膨らんだ。
小説の中では、激しい人間模様が鋭い描写となって続き、臨場感に溢れ必死に読んだことが昨日のように思い出された。そしてあれほどの長編小説が映画化できるのかと不安が交錯する。
映画は3時間を超えた。途中に10分間の休憩があったが、映画のなかで休憩が挟まったのはベン・ハーを思い出す。

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始まるとすぐに
小説を読んでいない人とか、日航機御巣鷹山の遭難事故をリアルタイムのニュースとして身近に捉えていない人には意味不明のフラッシュバックで悩まされたことでしょう。
御巣鷹山の遭難事故と、労働組合委員長に降りかかる不毛の地への海外赴任と、どう結びつくのか分からない感じがした。

労働組合委員長恩地元(渡辺謙)が団交でスト決行を打ち出したことで要求を勝ち取る。将来を嘱望されていた恩地元は団交で勝ち得た勲章とは逆に人事差別を受け、就航したばかりのパキスタンのカラチを手始めにテヘラン・アフリカのナイロビと続く、ナイロビでは就航できるように政府との交渉に尽力を尽くすが、本社の意向で就航は見送られた。
本社から見放された恩地元はナイロビでの交渉が頓挫して日本に戻ってくる。そして国を揺るがした御巣鷹山の遭難事故に遭遇する。
恩地元は遭難事故で亡くなれた520人にのぼる遺族の方々へお世話係として接していく。
団交時に一緒に行動を共にした行天四郎(三浦友和)は、労組を裏切ることでエリートコースに乗って行く。恩地と行天は会社の行く末を案じながら共に闘ってきたが野望と野心を行天は、次第に権力を求めて政治家との癒着が日常となっていく。

恩田元委員長の下で書記長を務めた八木和夫役の香川照之の演技が光った。
まさに助演男優賞を差し上げたい。これほどまでに映画の質を高めている俳優はいないと思った。

映画「沈まぬ太陽」は、現実として、いままさに国を揺るがす問題となり、輝かしい鶴のマークは窮地に追い込まれた日本航空に過去の清算を求められている。
公開されたことで、国民に日本航空の負の財産としての暗部を曝け出しているようにも感じる。政官癒着の構図が随所に出てくる。

小説の中で広がった人間模様と心の葛藤は・・・残念ながら描かれていなかったように思う。3時間を超える映画であっても、小説の持つ広がりを描くことは難しいようです。全編を通して端折らざる得ない展開となっているようだ。表面だけを駆け足で走り抜けたようで
致し方ないのかも知れない。

日本航空の御巣鷹山の遭難事故は、金属疲労だとか、欠陥箇所の見逃しだとかいろいろと騒がれましたが、本当のところは、みんな有耶無耶に終わってしまったようです。

とある研究会でご一緒する方は、当事者である日航の幾つかある労組のひとつに加入されていた。12年前になるでしょうか、その方から研究会出席の折り、ある写真を見せて頂いた。内密にと云うことでしたが、もう時効でしょう。

その写真は、御巣鷹山に激突する寸前に飛行機の中から後方を写していた。
写真を良く見ると、飛行機に穴が開いている写真だった。
その方曰く
「良くご覧になってください」
「穴が開いている箇所は内側に折れているでしょう・・・」
「外から、何かの衝撃を受けたんですよね」
「中から爆発しての穴だったら、外側に折れるはずですよね」

この写真をどのようにして手に入れて、何を意味するものなのかと聞くのが
憚れた。大体想像はできたが・・・。

仮説が立ててみた。あくまでも個人的見解として。
「民間人を運ぶ飛行機と米軍の戦闘機は軍事優先で飛行高度が決められている」
「当域は米軍の演習区域で、仮想敵機として日航機はロックオンされてしまった」
「演習の米軍機は模擬弾であるはずが、何かの手違いで実弾が込められていた」
「常に自衛隊・米軍を監視している自衛隊のレーダーは日航機と米軍機を追っていた」
「日航機がレーダーから消えたことで色めきたった自衛隊はすぐに行動に移した」
「精鋭を誇る習志野空てい部隊が出動した いままでの遭難事故ですぐにパラシュート部隊が出たことはない」
「遭難現場を目視した空てい部隊は、すぐに落下してある物を探した」それは・・・。

こんな噂も流れていた。
時として、歴史は捻じ曲げられ真実は闇の中に葬られる

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夢の欠片

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国道を行き交う車の喧騒から逃げるように、深い土手を取り巻く雑草に囲まれた川には無数のサギ(コサギ)が根城にして遊んでいる。
サギほど、我慢強くて忍耐のある生き物であると信じて疑わない。
浅瀬に陣取ると、ターゲットである小魚が射程距離に入るまでは、沈黙の空気が漂う中、長いこと同じ姿勢で佇んでいる。まるで川の浅瀬に立てた白い杭のようでもある。

殆ど読むことはなかったが、以前の週間ポストには菊池鶴次郎なる八丁堀の同心を描いた漫画「弐十手物語」と云うのがあった。漫画の中で描かれる主人公菊池鶴次郎は物腰が柔らかで、いつも上役に怒られていた。まるで、必殺仕掛人の中村主水と表情がダブって見えるが、決定的に違うのは
菊池鶴次郎は我慢強くて、何に対しても優しさが溢れていた。
かかわりのある女性とは、必ず一線を越えて情愛を示す。
なによりも、悪党と戦う場面では、必ずサギが立ち振る舞う「サギの舞い」を体で表現して、戦いに挑んでいた。サギの舞いによって変身したのでしょうか、宮本武蔵並の剣豪になっていた。
まさに、サギの持っている究極的な忍耐と我慢強さをヒントに、同心菊池鶴次郎を生み出していた漫画だった。
立ち読みだったので、「弐十手物語」の欠片として思い出す。

欠片と云えば・・・。
こんな夢を見た。断片的に見え隠れする夢の欠片です。

とある会社に同僚二人で来ると、在庫の山を見せられてなんとか整理をしたいとお願いされた。同僚は地下にある金庫を開けて残高を照合して欲しいと云われていた。
同僚は金庫の鍵を預かり、地下に降りていった。

私はと云うと、商品の整理を行っていると、急にアナウンスがあり、「しばらくの駅」が火災を起して電車がストップしていると云う。
帰らなくちゃ・・・と電車に乗っている。
電車は、特急列車で食堂車で食事をしている。帰る駅が閉鎖されているので、どうやって帰るのかと心の中で、考えている。

急に
特急列車が「まなと駅」に臨時停車してたくさんの乗客が降りて行きます。
ぞろぞろと降りてくる乗客を無視して、電車は少しずつ動き始めた。
それでも、乗客はぞろぞろと電車から降りて改札口に向っている。
動き出した電車から人々が降りてくる様子を眺めていると、なんと器用な人たちだろうと思っていた。
最後の乗客は中学生のような男の子だった。
電車の扉が閉まった。

大変だ!
金庫の鍵を返すのを忘れて、持って来てしまったと叫んでいる。
私はすぐに、バイク便か即配便を使って送らなくちゃ しかし、紛失したら困るので
隣にいた女性に、すぐに紙粘土を買って来てと指示をしている。
ジャラジャラと繋がった金色の鍵を受け取った。電子ロック式のキーになっている。
それでも、紙粘土に埋め込み型を取ろうとしている。

目が覚めた。

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深まった秋

秋の深まった行楽日和。紅葉の名所は押すな押すなの大渋滞となり、落ち葉の上を蟻がうごめいているさまを天上から覗き込んでいる神様がいらっしゃるのであろうか。

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妙高の紅葉も期待を裏切らない。
絵の具をばら撒いたような木々の変化には見応えがあります。
古代より流れてくる雪解け水は、木々を切り裂き、4トン以上もある岩石を動かし、滝となって河川に流れ落ち、激流となって大河になり田畑に潤いを持たせています。

上信越国立公園に指定されている妙高高原にも秋は訪れ、緑豊かに酸素を供給していた木々は夏の衣を脱ぎ捨てて色鮮やかに変化して七変化の踊りを見せているかのように。ここ苗名滝も一張羅の装いでみなさんを迎えています。

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滝つぼが見える吊り橋にはカメラを片手にたくさんの方が流れる滝を見つめている。吊り橋は揺れるブランコのようで、果たしてカメラのピントは合うのか心配です。
巨大な岩石は滝つぼのまわりにゴロゴロと転がっています。流れる水の力は凄いですね。岩をも動かせています。

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あまりの人混みで早めに退散です。
まだ、新そばには早いこの時期でも、ソバは食べたいものです。グルメ雑誌に載ったことで有頂天になっているソバを食べてみようと計画をします。ここのソバは数年前に食べたことがあり★ひとつの評価しか出来なかったが、その後は努力が実を結んだのか。

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その前に通り道と云うことで、ミズバショウの名所「いもり池」を尋ねてみる。
いもり池からは、日本百名山の妙高山が目の前に立ちはだかる。
画伯が大勢いらっしゃいました。
会釈しながら失礼して覗き込みます。キャンパスの絵は、みなさんお上手で驚嘆します。心の中で賛美の嵐です。個々の感性が見事に表現されています。
絵音痴の私は、みなさんに★★★★★を差し上げ、惜しみない拍手の余韻を残して、次なるソバ屋を目指しました。

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駐車場の片隅に隠れるように止めてあった「富士山」のナンバープレートに感激しました。「湘南」のプレートが出来た時は長蛇の列が出来たと云うが、湘南より、富士山が良いなぁ~。

ソバ屋に着きました。グルメ雑誌で評判になったとか。
改装されきれいになった「文ざ」。以前は★ひとつの評価であったが、今度はどうだ
待つこと7~8分。適度な待ち時間です。
やってきました、文ざのザル蕎麦には、刻み海苔がパラパラと乗っています。
麺は素麺よりまだ細い。ソバとは言い難い珍品なソバのようです。七味をたっぷりかけても物足りない汁にガッカリしました。
★ひとつを取り下げました。あくまでも個人的評価です。

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金持ちの道楽

西の空が薄く茜色に染まっている。
陽の落ちる時間が日に日に早くなり、5時ともなると街灯には火が入る。
朝な夕なに風が冷たく体に当り、本能的に襟元を立て首を庇う仕草で歩く姿が多くなる。今宵もまた、首を竦み、よいとまけの唄を口ずさみながら雁木通りを急ぎ足になり、薄明かりが路地に差し込む、とある一軒の格子戸を、ガラガラと音を立てて開けた。

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間伐材を利用して造られた小料理屋『八重菊』は、秘密の場所とも云うべき、男の隠れ家です。通りには小さな行灯が陽炎のようにぼんやりと光彩を放っている。

先日寝静まった時間に携帯の着メロ(黄昏のワルツ)が鳴った。寝ぼけ眼で着信を確認するとお世話になっているK氏からだったので、「はい、こんばんわ」と出た。

「こんど、Windows7が出るんだよね」
「そうですね 22日が発売日だと思いましたが・・・」
「冷ややかな目で見られると思いましたが、予約しちゃいました」
「エッ、予約をしたんですか?」
「金持ちはやることが早いですね」と皮肉たっぷりに。
「説明して欲しいから八重菊に行かない?」ときた。

八重菊か・・・。頻繁に行くが、客として八重菊に行くのははじめてだな。
「良いですね 予約が取れたら連絡ください」と云って電話を切り、夢の中を彷徨った。

予約が取れたと後日連絡があり、約束の時間に間に合うように八重菊への道を急いだ。内装もまた、テーブルやら椅子も間伐材がふんだんに利用され環境にやさしい店造りになっている。
予約席のプレートが掛けられた個室に入る。
店内は、心地よい響きが、邪魔にならないほどのjazzのやさしい音色が耳をノックする。木の温もりが音響として反射している。奥の深い音を刻むjazzは、会話を邪魔にすることがない。小料理屋にjazzとは、なかなか巡り合わせの良い感じです。

K氏はピカピカのラップトップを小脇に抱えてやって来た。
先ずは、ビールと水割りで乾杯をする。あとは野となれ山となれで、料理長お任せの魚料理をお願いする。

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早速に・・・。ラップトップを開くと、おもむろに話を切り出す。
「Windows7の初期設定で、Vista仕様にするか、XP仕様にするかがあったはずですが」
「エッ、そんなのなかったですよ」
「それじゃ、XP仕様にしてくださいよ・・・。」
凌ぎを削る大型の家電屋からのDMを見て予約をしたようです。仕様の変更もなにもありません。何でも詰め込み放題のWindows7をお買い上げになったのですね。

「Vistaの時もお願いしましたが、家電屋に勧められて買ってはダメだと云ったでしょう」
「画面もきれいだったし、安かったんですよ」
「いくらしたんですか?」
「215,000円!」
「ヒエ~~~~」高いです! 金持ちの道楽は使い切れないお金を使うことのようです。

何でも詰め込みのラップトップが欲しいのであれば、Windows7アップグレード版付きのWindowsVistaの底値大バーゲン中の物を買うのが利口ですね。10万円前後で手に入ります・・・とは、云えなかった。
お金持ちは、そんな面倒なことはしないのです。
目の前に、欲しいものがある、それは、商品がこれ以上のない笑顔を振り撒いて、ネェ~私を買ってお願い!と懇願されているように感じるのですね。
瓶に溜め込んだ福沢諭吉は無尽蔵に湧いてくるのです。

メール設定などを説明して話は弾んだ。
悪戯・迷惑メールの悪の巣窟と呼ばれたhotmailは進化を遂げていた。yahooオークションなどでメールアドレスがhotmailの方はお断りなどと邪険にされたhotmailもOutLookExpressやらWindowsメールのメールソフトは廃止され、チャットやTV電話などで使われメッセンジャーを中心としたWindowsLiveに統合されていた。

これも、一歩リードしているyahooメッセンジャーに脅威に感じたのでしょうね
マイクロソフトは何が何でも、マイクロソフトの中に取り込もうとしているのですね
最後の足掻きにも見えるのですが・・・。

そんなこんなで、荒波に育ったワラサの刺身に近海で水揚げされたマダイの塩焼きなどを戴きました。最後はマダイの茶漬けを美味しくいただいて、ゴッツアンです。

道楽として持っている5台のWindowsXP Vista 7の数々、要らなくなったら連絡くださいね。粗大ゴミを拾いにいきますからと、手を振って別れた。

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ボケのはじまり・・・かな

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考えられない事が起きた。それともボケが始まり若年性認知症の症状が現れたのかも知れないと頭を抱え込んでしまう。

1月に心臓カテーテルの手術を受けて、いまは薬を投与され毎日、毎朝・毎夕と決められた条件を満たしながら処方された薬を飲んでいる。検診のある11月まではこの薬が続く事になる。
毎月クリニックに出向き、問診を受けながら、調子の変化やら時々の具合の悪さ痛みを思い出すことなく
「具合は如何ですか?」
「まったく変化はありません」などと抽象的な返答をして、30日間の処方箋を戴く。

七種類の薬を戴くので、帰宅後すぐに100均で買って来たジップ付き小袋を取り出し、朝6錠、夜4錠の薬を1回分ずつ小分けしていく。チョットした難儀な作業であるが毎月の事なので手馴れた様子で袋詰めを終り、朝・夜と書かれたタッパに詰めて、朝の分は会社で飲むことになるのでバッグに入れて保管する。夜は食卓の上に置いてあり食後すぐに飲めるようにしてあります。

今月も20日となり、朝のおにぎりを頬張った後に、薬の入っているタッパを取り出し、残り少なくなった薬の小袋を取り出して、あれ~と小袋を眺めてしまった。
小袋の中の錠剤が・・・。
朝は6錠のはずが、良く見ると8錠入っているんです。
ありえない話なんです。

処方された薬は、ちっちゃなお椀を7個用意して薬を入れます。
右側から順番に1個ずつ錠剤を取り出し小袋に入れて行きます。
まちがいなく、今月も錠剤の過不足はなく最後の1錠まできっちりと小袋に入れたのです。
それも、途中の小袋に2錠も多い小袋が出てくるなんて、ありえない話です。
それに、薬の入った朝のタッパはバッグの中に入れっぱなしです。

これは・・・。
超常現象でしょうか
小袋を数えてみると、きっかり30日分あるし、仮に2錠余計に入った小袋があれば、2錠不足した4錠しかない小袋があるはずなのですが、見当たりません

夜な夜なの夢遊病で夢の中で4錠を飲んで、残った2錠を別な4錠の小袋に入れたのかも知れないですね。それとも、サイババのように空気の中から錠剤を作り出したか
小袋の中でビッグバーンが起こり、新たに2錠が生まれたのでしょうね。
不思議な現象です。
ボケの始まりだと考えられぬこともない。

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スタッドレスタイヤはうんざりだ。

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雪国で見られる販売促進。

雪が舞い踊る冬がやってきます。
TVのローカル放送では、冬に備えて様々のCMが流れます。10月入るとすぐに始まるCMがスタッドレスタイヤ(スノータイヤ)の宣伝で、雪道で急ブレーキをかけてもピタッと止まるのが売り文句です。

雪国では、スタッドレスタイヤを履かないと雪道を走ることが出来ません。
20年ほど前は、スパイクタイヤが主流でタイヤに無数の金属の突起が付いていましたが、金属の突起物がコンクリートを削り粉塵が飛び散り環境汚染の問題まで発展してスパイクタイヤは禁止されました。

10月に入ると、スタッドレスタイヤで稼ごうとガソリンスタンドでも雪国ならではのデモが始まっています。
スタッドレスタイヤはタイヤに溝がたくさん掘ってあり、タイヤが柔らければ柔らかいほどに効き目があるとされ、ゴムが硬くなると効き目が悪くなるよと・・・脅迫を受けて買い換える羽目になります。まるで押し売りです。
1本20,000円で4本で80,000円もするのです。
毎年毎年と冬が来るたびに福沢諭吉に羽根が生えて飛んでいくのを眺めることになります。

知り合いのレンタカー屋は冬を見据えて、4輪駆動で中古の軽自動車を大量に集めてきます
大事な大事な高級車に乗っているセレブな人たちは、冬が来ると高級車を車庫に納め、スタッドレスタイヤを履いた4輪駆動の軽自動車をレンタカーとして借りて冬の間乗り回します。
そのためのレンタカーを集めてくるのです。
長靴を履いて高級車に乗るには気が引けるのでしょうか、軽のレンタカーで十分なようです。なにしろタイヤを交換する必要もないし、ぶつかっても弁償はないし、合理的な考えですね。
冬のあいだは金ぴかの見栄はなくなるようです。

雪を喜ぶのはレンタカー屋だけではありません。板金専門の自動車修理工場は、冬は1年間でもっとも忙しい時期に入ります。雪が降るたびに大喜びです。
毎日、雪道でぶつけた車がドンドンと運び込まれて来るのです。
高級車が雪道で滑ってぶつけたでは、泣くに泣けないでしょうにね。
雪道でスリップするのは不可抗力で、ぶつかるのを運転席で眺めることになります。

ちっちゃなレンタカー屋と修理工場は笑いが止まらない はははは・・・。

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