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四季の便り

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立春を過ぎる頃。
毎年の事ながら月夜野温泉の小さなホテルから、四季の便りが届く。
今年も、もうじき届くであろう春の便りが・・・。
いつも、秋を感じる晩夏の時期と春を感じる今ごろに季節の押し花を貼り付けた手作りのハガキが菜の花の匂いに乗ってミツバチが運んでくれる。

四季のお便りが届くと、ご縁があったのは、もう何年も前になるのにご丁寧なハガキに感謝をし、また行って見たいなぁ~と思ってしまいます。床の間に活けられた一輪の花の匂いが伝わってくるような感じがする。
そして、あの時に心付けを渡したのかどうかを思い返してしまいます。
・・・心付けを渡したのであろうか・・・。

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心付けの渡すタイミングは意外と難しくて、着く前から熨斗袋なり、半紙なりに包んでおけば良いのだが、仲居さんに案内してもらい、部屋に入ると、フッと我に返ったように思い出し、慌ててしまう。
半紙などあろう筈もなく、ましてや熨斗袋などどこを探してもない。
急いで、ポケットティッシュを探すが、慌てているところが何とも滑稽な情況であろう。そのうちに仲居さんは非常口の説明等を終えて部屋を後にする。しまった・・・次の機会を考えようと少し反省してしまう。
温泉で芯まで温まり顔といわず体中から湯気を出して満足気な私は、食事の時に仲居さんに渡すべくポケットティッシュに包んだ心付けを帯に挟んで心なしか有頂天になっている。

食事が運ばれると、心付けの事はすっかり忘れて、目の前の季節の料理に目が奪われている。
温泉と季節の料理。これがこのホテルを選んだ理由なんだと心で喝采を挙げているのだが、一向に心付けの事はどこかに置いて来た様に思い出さない。
仲居さんが・・・
「それでは、ごゆっくりとお召し上がり下さい・・・」の声を聞いて、思い出した。
そうだ、心付けはと、帯に挟んだのですぐに取れると思っていたら、帯の中に指を差し込んで探すが指先に心付けが伝わって来ない。
探している合間に、仲居さんは部屋を後にしてしまっている。
またもや失敗。
それでも、気になるので帯の中を探すが見つからず、遂には帯まで解いてしまった。
まさか、仲居さんの前では出来ない芸当である。
そんな心付けの事を思い出してしまった。

心付けと云えば、やはりゴルフでの心付けを思い出す。
コースに出るや、すぐに1人500円供出しての2000円をティッシュに包み渡していたが初心者の常識のようでもあった。

今でも、昔と変わらない初心者レベルであるが、ゴルフをやり始めた頃は、広いゴルフ場を右に左に駆けずり回り、山や谷にボールを打ち込んでしまい、お供を してくれたキャディさんは嫌な顔ひとつしないで、一緒になってボール探しをしてくれた。キャディさんへの迷惑料であった。
それが、いつの間にか、キャディさんへの心付けは売店でキャディさん用のお菓子を買ってキャディさんに渡す事が慣習となったが、どう云う仕組みになっているのか分からない。
今では、乗用のカートに乗って回るのでキャディさんがお供をしてくれることはなくなったと同時に心付けも必要なくなってしまった。
心付け・・・「ご迷惑を掛けますが・・・」との意味合いがあったが
せめてもの礼儀であったように感じたが、失われたマナーなのかも知れない。

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