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イタリア映画『道』 GELSOMINA(ジェルソミーナ)

「道」クロマチックハーモニカでお聴きください。

GELSOMINA(ジェルソミーナ)

Miti

号泣した映画がある。
出向で岐阜に短期で赴任していた時に場末の映画館で上映していた。
1954年 イタリア『道』(LA STRADA)監督:フェデリコ・フェリーニ

田舎から口減らしでサーカスに売られて来た知的障害者ジェルソミーナと
引き取った何かにつけ粗暴で狡猾な大道芸人ザンバノの二人の道中。純真な心優しい
ジェルソミーナは極貧の家族のためにザンバノの売られて三輪車の荷台で生活しながら旅回りをしている。ザンバノはジェルソミーナを酷使するも、
ジェルソミーナは逃げる事もしないで変な関係で旅を続ける。

ザンバノを慕うジェルソミーナはザンバノが喧嘩で警察に捕まると、
「自分は何の役にも立たない無能な女だと泣く」と優しい綱渡り芸人は
「道端にある小石だって役に立っているんだ 君も誰かの役に立っているんだ」と励ましてくれる。

ザンバノが再会した綱渡り芸人を殴り殺してしまう。
ジェルソミーナは狂乱し精神異常になり芸人として役に立たないと見たザンバノは雪の日にジェルソミーナが寝静まった夜にジェルソミーナを置いて小屋を抜け出し旅立つ。
数年後、海の見える街でジェルソミーナがいつも口ずさんでいたメロディを耳にする
そして、ジェルソミーナが死んだ事を知らされる。
夜の浜辺で狂ったように伏して慟哭するザンバノ。
心の表面とは裏腹にジェルソミーナを愛してやまなかったザンバノは優しい男に帰る。

涙が出て止まらなかった。
忘れ得ぬ映画です。

ザンバノの慟哭

 

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コメント

あの映画は一度見たら忘れられない作品です。
昔テレビで昼間の時間帯に名画座と云う番組があったように思います。
学校から帰ってきてよく見ていたのですが・・・・
最後のアンソニークインが慟哭する場面が忘れられません。
一緒に泣きました。

遠藤周作に「私が棄てた女」という作品を読んだ時も、同じような涙が止まりませんでしたが・・・

投稿: のんびり猫 | 2010年2月21日 (日) 06時59分

cancer
のんびり猫さん (=゚ω゚)ノ o(_ _)oペコッ

泣きましたね。
映画で泣いたのは、小学校のときに観た「つづり方兄妹」以来でした。
ジェルソミーナの愛くるしい笑顔を思い出します。

> 遠藤周作に「私が棄てた女」という作品を読んだ時も
読んでいないですが、心の叫びを思い起こすタイトルですね
図書館で見つかるかも知れませんね 書き留めておきましょう。

バンクーバーオリンピックで活躍した高橋大輔選手の影響でしょうか・・・
訪問者が多くてΣ(゚□゚(゚□゚*)

投稿: いもがらぼくと | 2010年2月21日 (日) 10時38分

中学2年生の時だから、、、41年前にNHKで見たのを覚えています。10年程前に亡くなられたけど、アンソニー クイーンは好きな俳優のひとりで「ナバロンの要塞、その男ジルバ、へミングウェイの老人と海」などいい作品が沢山ありますが、この「道」を観た時は強烈な感動を受けたのを覚えています。彼のいい味がでてますね
女優の方は知らなかったけど、この役にピッタリの女性ですね。この間ラジオでこの音楽がかかっていたので思い出しました。

投稿: | 2010年5月17日 (月) 01時46分

cancer
コメントありがとうございます。

アンソニー・クイーンが憎たらしくて憎たらしくて
ジェルソミーナが可愛くて可愛くて
そして、可哀想で可哀想で・・・
泣きました。強烈な印象を残しています。

同じ「みち」で
トルコ映画「路」も泣きます。

投稿: いもがらぼくと | 2010年5月19日 (水) 16時26分

今日、BS放送でたまたま見る機会を得ました。 私が故郷を離れて父と二人で大阪で仕事をしていた高校の定時制1年か2年の頃、何かのきっかけで、市内の映画館に洋画をみるからということで連れられて見た映画でした。 ジェルソミーナの可愛そうな
印象が強く、ストーリーの十分な理解もできていませんでした。
ただ、彼女があれだけ酷い目に会いながら、なぜ、ザンバンから離れないのだろうという思いはあったようです。 この映画をなぜ
選んで連れて行ってくれたのか、既に癌をわずらい亡くなった父のことが改めて思い出されます。 戦後、九州に疎開した後、貧困と戦うべく、各地を行商で苦労した自分とザンバンとを重ねていたのかな、とも感じてしまいました。

投稿: ワイ | 2011年1月 9日 (日) 18時07分

cancer
ワイさま はじめまして。

人生、苦難の道は幾度となくあります
苦難を共にしたジェルソミーナとの思い出が走馬灯のように駆け巡り
ザンバノは失意に落とされたのでしょうか
ザンバノの浜辺での放心状態には涙が止まりませんでしたね

良寛さんの「裏を見せ 表を見せて 散る紅葉」は
ザンバノが裏を見せてくれて、これが人間だと思って涙が
出たのでしょうね

笑ってばかりが良い人生とは限りませんね
涙を堪えての人生もまた生きる糧を与えてくれるのでしょう

投稿: いもがらぼくと | 2011年1月10日 (月) 20時04分

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投稿: Clark | 2011年6月30日 (木) 15時15分

ずっと昔に見て何十年後になってもジェルソミーナのことが忘れられません。ただ映画の中ではよくルルと呼ばれていたように思うのですが、これはわたくしの思い違いなのでしょうか。
ルルと呼ばれることはありませんでしたか。どなたか教えてください。

投稿: りゅう | 2011年12月 1日 (木) 08時45分

cancer
りゅう さま こんばんは。

ジェルソミーナは忘れることのできない。
寂しくて、悲しくて こんなに涙した映画はありません。

ルル・・・ですか。
覚えていないですね
今度、レンタルしてこようかと思っていましたので
また見てみます。
それまでご辛抱ください。

投稿: いもがらぼくと | 2011年12月 1日 (木) 20時25分

「道」、いい映画でしたね。

ジェルソミーナー役の女優は、確かフェリーニ監督の奥さんだったかと。

粗暴なザンパリの運転するオートバイのサイドカーに乗ったジェルソミーナは、彼を恐れつつも軽蔑し、しかし、幸福そうだったように覚えています。

殺人を目撃したジェルソミーナは遂に壊れてしまい、おろおろ泣き暮らすのにもザンパリはウンザリ、そこに色っぽい新しい女を見つけて、あっさりとジェルソミーナを捨ててしまうんでしたよね。

緒形拳演じる、「鬼畜」の子供を殺そうとした父親をふと思い出してしまいました。

投稿: とんぼ | 2011年12月10日 (土) 02時27分

cancer
とんぼさん おはようございます。

この映画は泣きましたね。
そして、ジェルソミーナが可愛かったこと、抱きしめたくなりました。

ザンパノが浜辺で彷徨う
ジェルソミーナは救われたと思いました。悲しかった。

投稿: いもがらぼくと | 2011年12月11日 (日) 07時24分

ふと、昔みた映画 「ジェルソミーナ〜道」 を思い出し このブログにたどり着きました。 私だけではなく 忘れられない名作だと 思っていらしゃる方が 多いのですね。

投稿: nanopico | 2012年3月14日 (水) 22時54分

男のどうしょうもないわがままと粗暴な愛情表現、それをいやだと思いながらつい許してしまう女の哀しさが出ていた映画だったと思います。

投稿: ヒデちゃん | 2012年12月 3日 (月) 23時00分

私も子供の頃観ました。でもずっと忘れられなくて、今でも一番好きな映画は?と聞かれると「道」と答えます。
DVD が有るのでしょうか?ぜひ観てみたいと思います。

投稿: ももぱん | 2014年1月27日 (月) 23時43分

cancer
ももぱんさん 遅くなりました。

大好きな映画ですね
DVDを持っています。

多分レンタルもあるかと思います。

コメントありがとうございます。
非公開なっていることを知らずにすみませんでした。

投稿: いもがらぼくと | 2014年3月29日 (土) 20時46分

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