« 大麻なんかに手を出して | トップページ | あの味は、どこに行ったのか・・・ »

腰が抜けたモモ!

Momo
久し振りに友人宅を訪ねた。
郊外にある瀟洒な友人宅は庭が目立つ。広々としている庭には隅々まで芝生が張られは緑が鮮やかに目に焼きつく、その庭には少し高い位置に縦横無尽に張り巡 らされたピアノ線があり種無し巨峰でも作っているのか、それとも敵機からの攻撃を防御する防衛システムなのかも知れない・・・。等と思いつつ良く見ると、 ピアノ線にはリードが繋がれている。

いつもは、庭先に来ただけで、お昼寝の真っ最中にも関わらず、飛び起きてピアノ線がガリガリと音を鳴らし尾っぽをフリフリして駆けつけてくれるビーグルのモモがいない事に気がついた。どうしたんだろう。

玄関に入り、部屋に通されてひとしきり世間話と要件で談笑して庭に出た。
やはり、モモがいない。
「モモ!モモ!」と手を叩き、大きな声で呼ぶが返事もない。
友人が出てきて、手招きしてくれた。手招きの先を見ると、壁を背にしてうずくまっているモモを発見した。どうしたの・・・モモ!。
起き上がる気力がないのか体を横たえ顔をこちらに向け、淋しそうに目で返事をしている。

「腰が抜けて歩けないんだ」
エッ!腰が抜けたの? 病院は?
「10軒ぐらいの動物病院を回ったが、薬では治らないし、どこも手術はダメだって」と、
途方に暮れていた。
散歩の度に喜んで食べるから、好きなんだと思って小さなスルメをあげていたんだ。
吐きもせずに、喜ぶから、次の日も、次の日も・・・。
1年も続けてきたら、突然、お尻が上がらなくなり鳴いていた。
すぐに、病院に連れて行き、見てもらうと、ビタミン欠乏症で神経が細くなり、もう元には
戻らないとの診断だった。
下半身専用の荷車を作ろうかと考えていると話してくれた。
人見知りをしないで、愛嬌たっぷりに寄ってくれたモモは歩く事が出来なく、虚ろな目
で私を見ていた。「モモ!元気になってね!」と顔を撫で上げて後にした。
庭いちめんに張り巡らされたピアノ線が淋しく朽ち果て錆びついた針金に見えた。

猫や犬にスルメやイカをあげると喜んで食べるが、あげすぎると良くないと聞く。
まさか、腰が抜けるとは・・・モモが可哀相であった。
我が家の姫も、ご多聞に漏れず、スルメやイカは大好物であるが、喜んで食べた数分後には消化しきれない大量の吐いた塊を掃除する羽目になる。

知らないとは云え、毎日スルメを与え続けら、腰が抜けたビーグル犬のモモは吐くことも我慢していたのですね。
それほどに、魅力的なご馳走のスルメは美味しかったんだね。


・・・追記。
犬・猫にスルメを与えると、こんな事が書いてありました。

イカ・スルメにはビタミンB1を分解する酵素であるチアミナーゼが含まれており、犬や猫がイカを食べると体内のビタミンB1が破壊されビタミンB1欠乏症 となることがあります。人でもビタミンB1欠乏症の中に歩行運動失調を示すウェルニッケ脳症や四肢の知覚障害を引き起こす脚気などがありますが、猫でも同 様に正常に歩行できなくなったり、ふらつくようになります。これが俗に「猫がイカを食べると腰が抜ける」といわれる所以であろうと考えます。

|

« 大麻なんかに手を出して | トップページ | あの味は、どこに行ったのか・・・ »

ペット」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 大麻なんかに手を出して | トップページ | あの味は、どこに行ったのか・・・ »