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1Q84を手にした。

1q84_2

いろいろな販売戦略もあるが告知をせずに、行くぞ!行くぞ!と煽りたて、しかし、なかなか姿を見せない。作家本人が日本に居ないから余計に気持が募ってしまう。戦略とは、そんなものであろう。最初はIQ84かと思った。IQ84であれば私のレベルである。

6月9日ののyahooニュースでは
作家村上春樹氏の最新長編小説「1Q84」(全2巻)について、発行元の新潮社は9日、7度目の重版(8刷)を決めた。全国発売から12日間で発行部数は1巻56万部、2巻50万部の計106万部となった。同作品は発売前から注文が殺到し、品切れとなる書店が続出していた。

散歩がてらに、近くの書店に顔を出し品切れの様子を見て来ようと、ある種の探偵の気持になって書店の入口に滑り込んだ。
新刊書のコーナーに554頁もある分厚い本が上下巻2冊がうず高く積まれていた。
今日、入荷したばかり出来立てのホヤホヤかな、それとも、一昨日からの二日ほど鮮度が落ちた在庫なのかなと思いつつもBOOK 1<4月~6月>と書かれた上巻を手にした。

村上春樹の本は、実はノルウェイの森しか読んだことがない。
ビートルズの名曲ノルウェイの森だったので、題名に惹かれて読んだ記憶がある。
内容はと云うと、想いの入り組んだ性描写の展開が・・・等と書くと、まるでアダルト小説のようだが、駆け抜ける青春とは、奔放な性に翻弄され、言葉による精神的な暴力が渦巻いてしまう。青春の蹉跌なのかも知れない。

実はノルウェイの森ではないが、私もビートルズの And I Love Herを聴くと、苦々しくも急流に流される葉っぱのように性に翻弄され蟻地獄から抜け出せなくなっていた時期がある。
彼女と聴くAnd I Love Herは麻薬のようでもあった。まさしく青春の渦に飲み込まれたが
今となっては、過ぎ去った青春をしみじみと思うことはない。

手にした1Q84(上巻)をパラパラと捲ってみると
タクシーのラジオは、FM放送のクラシック音楽番組を流していた。曲はヤナーチェックの『シンフォニエッタ』。渋滞に巻き込まれたタクシーの中で聴くのにうってつけの音楽とは言えないはずだ。運転手もとくに熱心にその音楽に耳を澄ませているようには見えなかった。中年の運転手は、・・・・と続く。

果たして、どこまで読めるのか見当もつかない。
長編小説は、意気込んで読み始めるが展開に飽きてくると積読状態になりがちである。何度か、速読術を身につけようと資料を取り寄せて試してみようと心掛けたが、速読が身につかないことが良く分かった。
速読術の免許皆伝の持ち主でない私はのろまの遅読術を得意としている。

机の上に乱暴にも積み重ねられ本の間からはお気に入りの栞が覘いている。
これ以上の積読は危険な状態です。
その中でも、上下巻ある吉田綾霊談集は読む度に2頁と遅々として進まない。

下巻を手にするようなことがあると一気に完読となり感想ブログが書けそうですが
果たして、どうなりますか・・・
過激な性描写があるのかもしれない
チョット楽しみにしているような、そんな気分でもあります。

村上春樹と云えば・・・。
原文を翻訳するほどの力量がありませんので和訳されたのを読みました

エルサレム賞の授賞式でスピーチした『常に卵の側に』が有名ですね。

今日私はエルサレムに小説家、つまりプロの嘘つきとしてやってきました。
で、始まるスピーチは感動を呼びました。

「高く堅固な壁と卵があって、卵は壁にぶつかり割れる。そんな時に私は常に卵の側に立つ」

世界は平和であって欲しい。
宗教家なんだから人の痛みを理解して、宗教対立がなくなれば良いと思ってきたが
宗教対立の対極にあるパワーバランスの覇権主義が世に蔓延りはじめた。
三国志の歴史が世界に広がりつつある。

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コメント

村上春樹…。
処女作「風の歌を聴け」から全作コツコツと読破していきました、途中までは。
長編小説だと「ノルウェイの森」は越え、「ダンス・ダンス・ダンス」あたりまででしょうか。
今、Wikipediaで作品一覧を見たら、結構読んでいることに気付きました。
頑張ったんですけどねえ、結局、春樹氏の作風は好きになれませんでした。自分の好みじゃなかったんでしょう、きっと。
今回も、売れていようと、多分買わないし読まないんだろうな。
と、思う一方で、今なら面白く読めるかなあ?
BOOKOFFに並ぶのを待ってみます。

ところで、村上春樹のエッセイ「村上朝日堂」シリーズは自分の好きな本ランキング上位に入ります。

投稿: ダックス | 2009年6月10日 (水) 22時05分

cancer
ダックスさん こんにちは(=゚ω゚)ノ o(_ _)oペコッ

龍を避け、春樹路線を歩かれていたのでしょうか。
「限りなく透明に近いブルー」に衝撃を受けた私は、ある時期まで
龍路線を歩いていましたが

> 売れていようと、多分買わないし読まないんだろうな。
後ろ手にして手が出ないようにしていたのですが、つい手が伸びてしまいました
前回も東野圭吾で失敗したのに・・・と思いつつも;:゙;`(゚∀゚)`;:゙

> 「村上朝日堂」シリーズは自分の好きな本ランキング上位に
週刊朝日の連載を読んでいました。
週刊朝日は東海林さだお「あれも食いたい これも食いたい」を
読むために買っていましたが、朝日の社風に馴染めず遁走しました(≧m≦)

投稿: 月の砂漠 | 2009年6月11日 (木) 15時55分

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