虫さんとお風呂に入る
薄い雲が覆い被さるように低く立ち込めている。
山並みはぼんやりとガスがかかりおぼろ風景です。
日本海沿岸に発生する独特の空模様です。秋田美人とか越後美人とか云われるのは灼熱の夏でも狭い日本海からの海風が雲を形成して立ちこめるので直射日光が少なく紫外線にあたる割合が少ない。そのおかげで肌が白いせいなのかも知れない。
もち肌とは・・・そんな感じでしょうか。
大きな葉っぱに囲まれた蓮池にもようやく花が咲き始めました。
一輪、また一輪とすくっと伸びた花芯に凛とした姿で花の蕾がおでましです。
そろそろお釈迦さまの出番かもしれないですね。
蓮の花から地獄の様子が見えるころでしょうか。小さな小さな虫たちはお釈迦さまの世の営みを知らせる情報源なのかも知れません。
むやみにパチッと虫たちを殺してはいけないような、そんな気持にさせてくれます。
せっせと受粉活動に余念がないミツバチたちが叛乱を起して突如いなくなったようです。集団自殺もあったとか。報酬もないまま過酷な労働を強いられ、イワンの馬鹿に相談をしたのでしょうか、骨休めでいっときの休息をとっているであれば良いのですが。
ミツバチたちが団交を迫り労働協定を訴えるミーティングに耳を貸さず、人間たちは強烈な網を持って、今日もミツバチたちを追いかけます。ミツバチたちは羽根を震わせながら無報酬で働いています。
蜘蛛たちもいなくなりましたね。
枯れ木や伸びた草むらに巣を張る蜘蛛を見つけることが出来ません。
異変を察知したかのように虫たちが姿を消しています。
山の中腹にあるホテルにのんびりと温泉にきました。
美肌をつくると評判の温泉です。
さほど大きくない露天風呂には遠くからお見えの方と話をするのも楽しいひと時です。
笑いが湯船にこだまする。まさに一期一会の出会いである。
檜で作った露天風呂が360度のパノラマを展開する。
心地よい、ひんやりとした風が頬を叩き、湯船に浸かると女性の露天風呂との境に、小さな可愛い看板を見つけた。
『虫さんも 葉っぱさんも ふるやのお風呂が大好きみたい。そっと逃して頂ければ幸いです』と書かれている。自然を大事にする心遣いが伝わって来た。
虫さんも温泉に浸かり、英気を養うのであろうか・・・。
そうそう。
このホテルには招き猫ならぬマスコットの猫がいます。
その名も「花ちゃん」
花ちゃんは、ホテルの社長夫妻がお墓参りをしている時に出合った。
怪我をして動けない花ちゃんを見つけて、すぐに動物病院に駆け込んだ。
だから、生まれてすぐに交通事故に遭った花ちゃんは前足の1本がありません。
でも、元気になって終の棲家を見つけた花ちゃんはホテルのマスコットです。
花ちゃんが来てからと云うものホテルの経営が右肩上がりと聞いた。
ひめ~!
寝てばかりいないで・・・・
福の神を連れてきてちょうだい!
| 固定リンク
「温泉」カテゴリの記事
- 銭湯気分で(2009.09.15)
- 秘湯を求めて・・・(2009.08.14)
- 秘境と呼ばれる秋山郷。(2009.07.20)
- 虫さんとお風呂に入る(2009.07.06)
- 偶然とはいえ、これも運命なのか・・・(2009.02.08)





コメント
お宿「ふるや」に行かれたのですか!
ここは、畳敷きのお風呂があったり、バラエティに富んでいますね。一度宿泊してみたいお宿のひとつです。以前チャレンジした時は満室でした(涙)。
テレビでもたびたび紹介されますよね。パノラマの露天風呂がとても気になります。
しかも!看板娘(ネコ)までいるとは!!会いに行くしかないです。近いんだし。
私はいよいよ来週に蓮華温泉に行ってきます。駐車場から徒歩で山道20分と聞いて、少々ビビッてます。
投稿: ダックス | 2009年7月 7日 (火) 04時44分
ダックスさん こんばんは(=゚ω゚)ノ o(_ _)oペコッ
お宿「ふるや」にはたまに行きます。
ランチの予約を入れたことがありますが一杯で諦めたこともあります。
>看板娘(ネコ)までいるとは!!
最初に見たときはびっくりしましたが元気で歩く姿は
愛おしくなりますね。
いつもは、館内の安全な場所で昼寝をしているそうです。
山男専門の蓮華温泉ですか・・・
楽しみですね。山道を20分も歩かれるんですね。
山道がロッククライミングでないことを祈ります。
投稿: 月の砂漠 | 2009年7月 7日 (火) 22時07分