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ポラロイド写真

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雲はどこまでも高く千切れて浮かび秋が舞い降りている。
秋の風に身を任せながらのんびりと昼寝の真っ最中。彼女は夢を見ていたのです。

家々が並ぶ猫道をすり抜けていくと「犬の散歩はご遠慮下さい」と書かれた港南町公園に突き当たる。公園は桜の木に囲まれて春ともなれば桜吹雪が乱れ飛ぶ。
雑草の生い茂った草むらには地中に埋めるはずだった下水管が横たわっている。
いつしか・・・。
下水管は、どこからともなく持ち込まれた藁が撒かれて座布団になっている。この場所は、猫族の集会所となり夜な夜な会合が開かれている。

夜の帳が下りるころ猫道には街灯が照らされる。
空を見上げれば、こうもりが羽根を広げて戦闘の飛行訓練を行っている。

集会所ではいつも
いままさに下水管の集会所では喧々諤々の議論が巻き起こり一触即発のただならぬ状況になって来ている。スパイとして入り込んでいる家では眠り薬をかがされ強制的に不妊治療の手術で子孫繁栄の道が閉ざされてしまった。
異性を求める愛の遠吠えもできなくなり、愛の交歓ができないこの世に生まれて何が楽しいかと喚き散らし、泣き叫ぶものもいる。

人間の手によって子孫繁栄の願いが叶えられない悲しみを嘆いている。
食料のすべてを人間どもに依存している以上、ストライキもデモも起せない。
人間どもは、猫族のおかげでネズミがいなくなったことは忘れてしまっているようだ。
もう・・・働くのを止めようかと思っている。
ネズミやらゴキブリが大量に出てきてもしらんぷりをしておこう。
そんな話が飛び交う中で、そんなことはどうでも良い。

手入れに手入れを重ねた毛繕いの成果を見てもらおうと自慢する。
これが何よりの生き甲斐で楽しみです。
集会所の舞台に立って艶々した毛並みを見せていた時に起されたのです。

「はい!チーズ」なんて云っている。
折角、良いところの夢だったのに、「誰の許可を得て撮っているんだ!」と、どこかで聞いた台詞だったが怒ってしまった。
プンプン・・・二度寝しよう~と。

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気になる看板・・・つづき

ショッピングセンターの一角に宝くじ売り場がある。
この売り場は、地方においては、なかなか当たる場所のようで、張り紙をみると、今まで3億円の前後賞が3度でている。ロト6においては1等が一度でていると書いてある。
幸運を私にも・・・で、以前は、1から43までの番号を43本のストローの先に書いて缶に差し込み、エイヤッ↑(/>_<)/ やっと念じながら6本引いてロト6を買っていた。
何と云っても、6週連続で1000円を当てた記録を持っているが、ささやかな自己満足の記録である。

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その宝くじ売り場の正面に位置する路面店にヨーロッパのブランドを集めたショップがある。改装中なのか看板等が外され外装工事を行っていた。あ~~せめて二日早く来れば良かったと溜息をついてしまった。
来る度に屋根に掛けられた大きな看板が気になっていた。
この店には友人S君がいてS君が担当していた在庫管理システムをサポートしたことがあったので社長とは知り合いである、がしかし馴れ馴れしい口を聞くほどの懇意ではなかったので気になりながらも遠慮していた。 これが正面にある大きな看板だと目立つんですよ。

Dabde

最初に見たときはビックリした。
日夜モヤシを製造販売されているようです。
紛れもなくイスラエルの国旗ダビデ星が模られている。
ユダヤ教の方かも知れない・・・。イスラム教過激派に狙わなければ良いが。

Hobo

ほ場(田圃)とは懐かしい言葉です。
田んぼの使いやすいように整地されているようです。

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焼肉屋の裏手にあるスナックのような居酒屋の入口にある樽に書かれた看板。
多分にペンキの塗料がなくなったのでしょうね

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この地域では有名な会社のようです。
この車に出会った当初は、何屋さんなのか分からなかった。豆を砕く道とは禅問答かな

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打ち出の小槌を

深夜に突如として降り始めた小さな雨は、仲間を集めて豪雨となり雨戸を激しく叩くようになった。秋雨の到来です。
明け方には小降りとなりましたが、風が冷たく感じるようになりました。
ことしは、まことに呆気ない夏でした。
夏好きの私は、残念で悔しさいっぱいです。

信州では、お盆を過ぎると、ひと雨ごとに寒くなると云われてホームセンターなどでは暖房器具がお目見します。もう冬の準備かと思うと体がワナワナと震えてしまいます。
冬の来ないうちに夜逃げしようかと算段をしている今日この頃です。

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九月になると稲刈りの話題になり見渡す限りの平野は
黄金色した田んぼばかりになります。

  「初秋の蝗つかめば柔らかき」 芥川龍之介

稲穂は、いままさに緑から黄金色に変わろうとする季節を迎えています。
ひと昔前までは、稲穂を見る度に三段跳びの練習に余念がないイナゴが遊んでいました。

はじめて、信州を訪れたときに出された茶菓にイナゴの佃煮がありました。
精巧な技術で作った茶菓子ではないです。
イナゴそのままです。赤茶色したイナゴはギザギザした足を整列させ、口には髭をたくわえていました。箸でひと摘まみすると、大きく開けた口に放り込みます。
ギザギザした足が歯茎に当たったりして、チョット痛みが伴うこともありましたが美味しく食べた・・・おっかなびっくりで食べたような気がする。

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イナゴがいなくなった田んぼのおかげで、イナゴの佃煮は高価な茶菓でしょうか
カラスにとってもタンパク質を補給出来なくなり困っていることでしょう。
それにしても、電線に止まっているカラスは何故に一方方向に並んでいるのでしょう
不思議な光景です。

Koduti

8月24日は
誕生日の花は「烏瓜」、花言葉は「良き便り」とあります。
秋にラグビーボールみたいな楕円形で赤い実をつけます。この中には無数の黒い種がありますが,その形が打ち出の小槌に似ているというので,財布の中に入れておくとお金が貯まると言われています。恋文に使われるねじり文のようでもありますね。
大黒さんと云うところもあるようです。どちらにしろ縁起の良い黒い種ですね。
・・・それはそれは、300円の投資で3億円が当たるような良き便りが来そうですね。
明日からは赤く熟れた烏瓜を探しに行こうかと思っています。

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そういうものなのです。

Hitozuma

嵐山光三郎著「人妻魂」の中に相馬黒光の話が載っている。

相馬黒光と云えば、新宿中村屋を開業する苦労話が「パンとあこがれ」の主人公としてTBSのドラマになりました。この番組は良く観ていた様な気がします。
会社に行く前の、ほんのチョットの時間だったでしょうか。
筋書きは殆ど忘れてしまっているが、日本で最初にアンパンを作る話は興味深く思い出します。
それに、この番組の挿入歌だけは、今でも口ずさむことが出来ます。
不思議な感覚です。

仙台の士族出身で気位は高いが生活が厳しいと云った環境で育っています。
十六歳で上京して明治女学校に入ります。明治女学校の創設者である巖本善治と島崎藤村に可愛がられます。
名前が黒光(こっこう)とは珍しい名前ですね。これは、眩しくて余りにも美しいので黒い光で包むと云う護符にも似た意味合いがあるとして巖本善治が付けたそうです。
それは、「夜明け前」で有名な島崎藤村が色情教師として、可愛い娘をみるとすぐに手をつけてしまう悪癖があり、藤村の色情から守る為とも云われていますが。

黒光は秘かに心寄せていた画家の布施淡が別な女性と結婚したことがショックで信州穂高出身の相馬愛蔵と結婚して信州に移り住みます。
信州穂高地方は、今でも芸術家が多く住み美術館も数多くあります。
いつの間にか相馬家には芸術家が集まってくるようになります。
その中に、彫刻家で有名な荻原碌山がいます。

新宿に新時代を思わせるパンを引っさげて中村屋を開業します。
パンを求めて押すな押すなの大行列が毎日続き、大繁盛となり益々忙しくなるのです
穂高からの繋がりで中村屋サロンを開設して芸術家を応援していくのもこの頃ですね

中村屋が繁盛すると苦労を重ねて来た反動か、愛蔵は他に女性を作り遊び呆けます。
忙しい稼業に夫はいない、男手がいる時に・・・そんな時に碌山が加勢するのです。
親しくならないわけはないですね。

本にはこんな件があります。

碌山は、夫のご乱行に悩む黒光の相談相手でした。だいたい不倫というのは、こういうところからはじまります。悩んでいる人妻の相談にのっているうちに、つい不倫の仲になってしまう。いや、男は人妻との不倫を期待して人生相談に応じるわけですから、どっちもどっちです。
黒光が図太いのは、碌山に人生相談している最中に夫と性交して妊娠して、お腹が大きくなるところです。碌山は「冗談じゃねぇや」と怒り心頭に発し、死んでしまった。
これは碌山の考えが甘いわけで、人妻とはそういうものなのです。

碌山は中村屋のお店にある奥の部屋で喀血し、障子や畳を真っ赤に染めて30年の生涯を終えた。世間は自殺と騒いだ。失恋の末の儚い命だったのか
黒光は、碌山の棺を掴み、人目も憚らずに泣き崩れたと云う。

Rokuzan

信州安曇野にある「碌山美術館」には、最高傑作としての評価を受けている作品がある。
ひざまずき両手を後ろに回している裸像は黒光がモデルだと。

千の風 
『碌山』・・・プロローグ。それは碌山が黒光に出会ったときめきが

それは明治30年
安曇野の春のはじめ
彼は畦道に腰をおろし
常念岳をスケッチしていた

「こんにちわ」という声に振り向けば
徹笑みかける美しい人
彼は思わず頬をそめた
胸の高鳴り押さえがたく

碌山美術館には一度だけ行った。
良く覚えていない。
色づく秋のころに行ってみようかな・・・。

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こんな夢を見た

こんな夢を見た。

選挙の夢なのか、読んだこともないマニフェストなる小冊子が
空を舞っている。血相変えて車の上に立って連呼している人がいる。

場面が変わった。

Sakaki

ピカピカに光りゴミひとつ落ちていない大理石のフロアに立っている。
各部屋は厳重に鍵が掛けられていて、簡単には入れない。
トイレに行きたくなり、フロアを管理している人に話しかけた。
「トイレに行って良いですか」
「どうぞ」
鍵を取り出し、部屋に入る。部屋は整頓された机が並んでいる。
右奥にトイレを示すマークが掛けてあり、そこにも鍵が掛かっていた。
鍵を差し込み、トイレの戸を開けた。
大きいトイレで明るく広々としている。
便器は目の高さの位置に置かれているが、便器の周りは榊や花が飾られている。
便器は取り外しが出来るようで、便器の上に飾ってある榊を取り外す。
神々しい光を放っているようで・・・どうしても用を足すことが出来ない。

暗転

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神社の前なのか、境内を箒で掃いている。
葉っぱが落ちているのを拾い集めて篭の中に入れている。
起伏の激しいところに来ると、木の間には蜘蛛の巣があり通行の邪魔をしている。
箒でそっと蜘蛛を乗せると、生い茂っている木々に蜘蛛を放す。
掃いても掃いても蜘蛛の巣が現れるが、蜘蛛を殺すことなく移動する。

暗転

見た事もない細い蜘蛛が現れた。
すぐ側には黒光りした壷があり、壷の中には燃え盛る火の塊が見える。
その細い蜘蛛を壷の中に誘い込み入れた。
蜘蛛は熱いのか、火の塊の下に潜り込み死んではいない。
周りを見渡すと、いろいろな種類の蜘蛛が巣を張って取り囲んでいる。

目が覚めた。

朝は必ず神棚にお水をあげる。
夢の話をして何事もないように乞うた。
吉凶があるとすれば、どっちなのだろう。

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大衆食堂

ついこの間までは寂れた裏通りだった。
雪国の地に、とことん南国をあしらった結婚式場がお目見えした。
蘇鉄が植えられ異郷の地を思わせる南国の出現です。
蘇鉄に雪が積もるなんて、まるでフランキー堺主演「南の島に雪が降る」の舞台を思ってしまうが、蘇鉄って寒さに強いのであろうか、枯れなきゃ良いですが。

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南九州に行くと蘇鉄は定番の植物で一般の家にも植えられているのを見かけるが
蘇鉄は金を失うと書くので嫌がる人も多いと聞く。
蘇鉄の実は真っ赤に熟れて、実の中に鈴を入れて猿の顔を描いて土産物として売っていましたが、いまはどうなのでしょう。

そんな蘇鉄のある結婚式場の向かい側に人気の大衆食堂があります。
結婚式の二次会で使われるので若い人たちの人気スポットになっているようです。

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オレンジに彩られた建物は3階建てで個性的なアパート風にも見える。
入り口は混み具合によって開閉できるガラス戸があり、扉の横には食事するテーブルがドンと置かれている。この店は外国人の方に人気でいつ来ても何人かの外国人に会い、外国人家族が母国語で話されているのを耳にすることも多い。

混み始めると、それまでの入口だった小さな引き戸の扉が取り外され、オープンテラスに変身する。入口付近でお座りになった方は、それはそれはガヤガヤと人の出入りを横目に、ざわめきの中で器用にフォークを扱うことになる。
それほどにランチともなるとごった返してくる。イタリア料理の大衆食堂として人気を集める。店内は、ただただ隙間を埋めるかのように乱雑にテーブルは置かれて自由気ままなイタリアの国民性が現されているようにも感じる。
メニューらしきものはない。着席すると大きな黒板を手にしたウェートレスがおもむろに黒板を広げ、チョークで書かれたその日のメニューの説明をする。黒板にはぎっしりと小さな文字が黄色やピンク・青のチョークが踊っている。
チョークの達人なのであろう・・・。

店内は、シェフとしてコック帽を被ったマスターらしき人物が大声で叫んでいる。
殆ど理解できないが、イタリア語であることだけは分かる。
イタリア語が店内に渦巻き駆け巡っている。あたかもイタリアの青空の下にいる観光客気分を味わっている、そんな雰囲気がある。
店内に響くけたたましいイタリア語を聞くにつれ、こんな事を云っているのではと思ってしまう。

"I clienti che non sono degni di nota che non" (ろくな客はいないな~)

"Oggi e una scarsa qualita di cliente"   (今日は客の質が悪いな)

イタリア語を知らなくて良かったが、多分に・・・

"Harambee clienti e importante"  (大事なお客さんだから頑張っていこう)

なんて云っているのでしょうね。

以前、ピッツァを頼んだら大きなコッペバンのようなものがでてきた。
パンの頭を縦にナイフで切り裂いたら、とろけたチーズがハムに纏わりついたのがでてきた。芳醇な香りが漂い美味しくいただいた。
次に行ったときも同じものを食べたかったが、何て云うメニューなのか思い出せなくて
地団太を踏んでいる。

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DVD「いつか読書する日」

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2005年の映画「いつか読書する日」について書かれているブログを読んだ。
情けない話であるが、映画音痴の私はこの映画の存在を知らなかった。
国内の映画賞のみならずモントリオール世界映画祭 審査員特別賞を受賞している事も知らなかった。
田中裕子主演の一途な大人の恋ストーリーです。

田中裕子のファンを自認していながら田中裕子の出演作を知らない私は間抜けな似非ファンであることに間違いないです、が、こよなくサントリーオールドをいとしみ日々水割りに溺れているので彼女のはにかんだ笑顔のCMに惚れたのかも知れません。

映画に疎くて寝る暇を惜しんで映画を観ようなどとは思っていない。映画か昼寝かの選択があれば文句なしに昼寝を選んでしまう。
お盆の連休。昼寝を中止して近くのレンタルビデオ店に足を踏み入れる。
邦画コーナーの片隅に「いつか読書する日」は1本だけ並んでいました。
早速に借りようと会員カードを提出すると、「お客さま、期限切れです!」えぇ~そうなの。会員カードは作ったが、いかにレンタルビデオ店に足を運んでいないか分かる。
会員カードの継続料300円と「いつか読書する日」レンタル料金100円の400円を払って外に出る。
すぐに観たかったが、1時30分からは「たかじんのそこまで言って委員会」が控えているので3時までは過激な発言を笑いながら観た。覚せい剤で逮捕された酒井法子が性根が座り落ち着き払った計画的行動との発言に、人は見かけに寄らないことが浮き彫りになったことが収穫だった。

そして
「いつか読書する日」を観た。
狭くて階段ばかりの坂のある長崎の街が舞台です。
両親を亡くし、独身のまま50歳を迎えた大場美奈子は恋をしている心を大事に守り通している。吐露したくなり息苦しくなる事もあるがジッと耐えている。
早朝の牛乳配達と昼間のスーパーのレジ係で生計を立てている。なかでも牛乳配達を生き甲斐とする美奈子は、牛乳を配達する先に心ひそかに思慕している高梨槐多の家がある。
その槐多とは、高校の同級生でお互い初恋の人で淡い付き合いがあった。恋として育んでいた想いも、ある出来事があって一変し疎遠になるが、美奈子は一途に槐多を想って来た。
飲めない牛乳を取っている槐多も美奈子を想う気持はあるが、末期がんに冒されている妻、容子を大事にしようと看病に努めている。
妻の容子は槐多と牛乳を配達している美奈子は、お互いが惹かれあっている事実を理解する、その上で燃え尽きる命を前に槐多と美奈子が付き合うことを懇願する。

美奈子は悶々とする心のうちをラジオ番組に投稿する。
「私には大切な人がいます。でも私の気持ちは絶対に知られてはならないのです・・・」
容子はこのラジオ番組を聴いて確信する。希う気持は益々強くなっていく。

容子が亡くなり、痴呆老人を探すシーンがあります。
30年以上も同じ地域に住みながらお互いがお互いを想いながらも黙殺してきた二人が出会う瞬間です。「カイタ~~~~!」と叫びます。
離れていた糸が結ばれた瞬間だったようにも思います。

チョット付き合って!と美奈子は槐多を誘います。
お互いが疎遠になった経緯を話し誤解が解けるのです。燃え上がる恋を感じるひとこま
降りしきる雨の中を美奈子の部屋に戻って来ます。堰を切ったように想いがひとつになって行きます。深い心の奥に閉じ込めていた思いの丈をぶつけ合うのです。
「いままでしたかったこと、全部して…」
この愛が永遠に続くと思われた。
美奈子の部屋にあるたくさんの蔵書が愛を確め求め会う二人を静かに見守っています。
★★★を進呈。

美奈子が「カイタ~~~~!」と叫ぶ瞬間は、槐多と云えば村山槐多をおいて他を知りません。気持がダブってしまいました。

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秘湯を求めて・・・

友人の呟き・・・これ以上の温泉に入ったことがない。
どんなに素晴らしい温泉なのかと、温泉マニアの私は脳裏にこびり付いたひとことを忘れていなかった。お盆の期間中は半ドンの仕事が入っています。

逃げ場のない高速道路の渋滞には巻き込まれたくないし、避暑地を求めてウンザリするほどの観光客でごった返する場所にも遠慮したい。ましてや人混みで歩くのもままならない街中を闊歩する勇気はない。
それならばと『これ以上の温泉はない』を目指して国道253号を駆け抜ける。
国道253号は米どころで有名な頚城平野を切り裂くように道路が伸びている。見渡す限り緑の穂が広がっている。この時期の穂は生まれたばかりで大事な時期です。リモコンを巧みに操ってリモコンヘリで害虫駆除を目的に農薬を散布している光景を目にします。

日本海に注ぐ保倉川に沿って十日町方面にひた走り、江戸時代は交通の要として重要な拠点だった宿場町の面影を残す松代(まつだい)来ました。
松代は地粉を使った手打ソバも有名でガイドブックに載っている善屋がある。しかし、この日の善屋は幾重にも車に取り囲まれている。入口付近には20数名の方が立っておられる。
待つこと・・・ゆうに1時間はかかるであろう。

憐れみを感じながら目的地「リバーサイドゆのしま」を目指す。橋に辿りつきました。
友人に聞いた簡単な地図では「橋の手前を右に曲がっていくとすぐですよ!」となる。が行けども、行けども川に出会わない。リバーサイドと云うぐらいだから川が流れていないと困る。集落を過ぎ、盆踊りの看板が目に付く小学校も過ぎた。
どこに行くにも地図には自信があり、周りの景色を楽しみたいのでカーナビは拒否している。
ついに諦めて車を降りると遠目に川を発見する。
川に沿って上流に向う、周りは棚田の風景が広がり自然を満喫する。

友人が奥様を連れて「リバーサイドゆのしま」に来たときは、全景を眺めて「エ~~~~」と云ったと聞いた。どんなに寂びれているのかと期待に胸が高鳴る。
寂れた温泉はワクワクする。

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着きました。
川は流れが早く、水害を防ぐための大小の石が計画的に置かれて流れを穏やかにしているが、急流で石に当り砕け散る白い水飛沫が飛ぶのが見える。
「エ~~~~」とまでは行かないが、場末の温泉と云った風情がある。
山奥の民宿のような感じです。400円を払い、「大浴場ヒノキ風呂」の案内板に従って男湯の暖簾をくぐる。
8畳ほどの大浴場です。・・・小浴場ぐらいかな。
しかし、温泉に浸かるとすぐに、えも言われぬ温泉の質を感じます。
滑らかで柔らかい絹に接しているように肌に纏わりついてくるのです。すべすべして気持が良いのです。こんな滑らかな温泉は久しぶりです。
彼の云う、「これ以上の温泉に入ったことがない。」は、云い得て妙であると感じました。古びた温泉でこれほどとは、隠れ温泉として内緒にしておこう。
長い時間をかけて湯に浸かり夢の中を彷徨っていた。
あがって玄関にある囲炉裏で休んでいる間も、心地良い汗が噴出してくる。
★★★の温泉であった。

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川を挟んだ温泉の向こう岸には大地の芸術祭のひとこまで石膏で造られた村の地図が描かれ家々が忠実に再現されているそうです。
奥深い山の中と云っても、雪国としての厳しい環境とは異なり、優しい自然の美しさが織りなっています。

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帰りはチョット寄り道をして、幻の日本酒として評価の高い「雪中梅」を造っている丸山酒造を覘いた。森に囲まれた広大な敷地で自然に育まれた雪中梅は造り出されています。

そのお隣には沼地のような池があり釣り人がいました。聞きそびれたが釣堀なのかも知れないが3人の方が釣り糸を垂れていました。
お話を聞くと、鯉を釣っているそうで、大きいと5キロの鯉が釣れるとか、釣キチ三平がいまにもでて来そうな幻の池にも見えましたが・・・。

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悲鳴をあげている果物

今年の夏は雨が多く自然災害として各地に被害をもたらした。
夏になると、 合言葉は決まって寝苦しい熱帯夜の話題で事欠かなかったが、冷夏となった今年は、ついぞ聞くことはなさそうです。

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雨と云えば雨の影響で農作物はダメージを受けているようだ。
夏と云えば、決まってスイカを思い浮べるが今年のスイカは糖度が少なくガッカリしている人も多い。スイカは雨が苦手なんです。
鳥取砂丘で作るスイカは日本一の評判を得ているのに相応しく、石油成金中東のドバイから名指しで注文が入ると聞く。スイカ1玉5万円ほどするらしい。味の付いた水に5万円の価値とは凄い!。しかし今年はどうだったのでしょうか。
そんな中、スイカの名産地十日町の八色スイカは雨が降るたびにスイカの価値が下がったようです。スイカは砂地の乾燥した場所が命で、雨乞いならぬ晴乞いをしたくなったのではなかろうか。

苦節何十年で、ようやく本格的に種無しで勝負に出た巨峰は昨年は記録的な売上を示し果物の女王の座に登りつめようとしていた。今年も高価な巨峰がお目見えして1キロで5000円の値がついたのを見た。
チョットだけ味見をしたが去年ほどの甘みはなかった。

初夏を迎えるころに、アメリカンチェリーがアメリカから入ってくる。
3キロほどで1万円と高値の果物ですが、何度か摘まみ食いしたことがあったが、今年は甘みがなくて美味しくなかった。これも糖度を左右する日照不足が原因なのかも知れないです。

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そんな中、昨年は不作で泣いたミカンが豊作と聞きます。
この時期、路地栽培のミカンは青々として、まだ青二才の生意気な姿をしていますが、南国の陽射しを浴びて糖度が乗ってくれると果物の景気が良くなるのかも知れないです。

今年は健康と美容に最適な金柑の甘露煮に注目をしています。
ただ、作る際に金柑の種を爪楊枝で取るのがひと苦労と聞いたので、簡単に種を取る方法を秘かに考えているのです。特許が取れるでしょうか・・・。楽しみです。

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ちりめん雑魚に囲まれて

この日は、昨夜からの悪天候を引き摺って、激しく戸を叩く雨音で目が覚めた。
6時に行きましょうか・・・と、楽しみにしていた事がある。
雨の中でも開催されるのか不安が交錯していたが、取り合えず行きましょうと相成った。玄関を出ると雨足は更にひどくなり、開いた傘に破れんばかりに襲い掛かる。

車の座席に滑り込むと、すぐに走り出した。
雨の中の走行となると頼り切ったワイパーの偉大さを感じてしまう。雪国ではフロントガラスにこびり付いた氷塊でワイパーが傷むので、少々の雨ではワイパーを動かすことがない。危険な走行になりがちであるが勿体ない気持が先に来るようだ。
温暖なこの地は、雪が降ることはないようだ。
お歳暮には雪を贈って欲しいなどと冗談が飛び交っていた。

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目的地に着きました。
土砂降りです。
1000台近く駐車できる駐車場には雨合羽を着た係員が誘導している。それもそのはずで6時30分のこの時間で駐車場はほぼ満車状態です。
傘を手にして会場に向おうとすると、傘は邪魔になるから置いて行きましょうの声が聞こえる。雨で視界の悪い、その上にびしょ濡れで走り出した。

大きな漁港のセリをする市場が月に2回朝市として開放されている。
会場は100メートル以上にも及ぶ魚市場にたくさんの出店があり人で溢れてごった返している。
朝市に行くことは前々からの希望だったので楽しみにしていたが、こんな土砂降りでは朝市も中止かなと勝手に思っていた。出かける前まではカメラを手にしていたが、雨で撮る事もないだろうと、そっとバッグに仕舞いこんでしまった。
まさか・・・屋根のある場所での朝市とは想定外の嬉しい展開でした。

今朝水揚げされた近海の魚や、名産の干物、揚げ物がところ狭しと並べられ、カツオなのか三枚におろして刺身にしていた。伊勢えびの入ったみそ汁が1杯200円で人気を集めていた。そのお隣では500円の均一料金で水揚げされた魚のドンブリに人が並んでいる。美味しいそうだ。よっぽど並んで食べようかと思ったが、見ることが一生懸命で諦めた。

花もたくさん並べて人を集めていた。5~6個付いたホウズキが飛ぶように売れていた。仏様にあげる花を両手に抱えて持っている方もいる。この地方は風習なのか墓参りが習慣になっていて、どこの墓地でもお墓に活けた花が枯れることはないと自慢していた。仏様を大事にする習慣があるとは素晴らしい。

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ちりめん各種500円均一

6時に始まって・・・7時10分には終わってしまう。この朝市は待ち焦がれている人がたくさんいて賑わっていると聞いていたので楽しみにしていたんです。
港町とくれば、その中でも、姫のお土産を買わなくては
長い列を作っている出店に来ました。
『ちりめん』を売っている鮮魚店です。10人ほど並んでいます。1合枡/500円と書いてあり、ちりめんの種類も高菜入りちりめんとか、七味入りのちりめんとかが並べられているんです。1合枡で500円ですから、さっさと進むかと思いきや、1合枡に山盛りにして袋に入れ、更に、その上に両手で大量に拾い上げたのも一緒に入れて、1枡500円です。

進まないこと、進まないこと
並んだ前の方は、今日は寝坊して失敗したとお嘆きでした。待っているあいだは、その方と各種ちりめんを摘み食いして、美味しい、美味しいと堪能しきり。

ちりめんが好きですか?と聞かれたので、姫のご馳走ですよと
「姫とは人間?それとも猫?」 もちろん猫です はははは・・・・。
贅沢な猫ですねと笑われた。

更に目的の一品。
これも、姫のお土産として焼きたてのナマリ節を5本買いました。
1本800円の格安。
また、行く機会があれば良いのですが。

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雲と蜘蛛

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台風8号が気にかかったが一路南に飛んだ。
空を見上げると、圧し掛かるように厚い雲が覆い被さっている。
揺れなきゃ良いが・・・。
後方の席だったので席替えをお願いすると翼の上にある非常用出口の席になった。
本当は通路側がお気に入りの席だが空いてなかった。
揺れる翼を見ながらドキドキ感で心臓の鼓動が激しくなるのもたまには良いでしょう。

窓際に座ると太平洋沿岸の地図をなぞるかのように海岸線を見ながら地名を思い浮べるのは楽しい。しかしこの日の空は厚い雲がどっかと居座り、白い塊が幾つも現れ、大小の尖った氷山のようにも見えて雲の迷路を作り出している。あたかも北極の上すれすれを飛んでいるような錯覚に陥る。
突起した雲の世界を見ていると、雲平線の当たりでは少し澱んだ雲が左から右へと凄い勢いで流れている。急流を眺めているようで、これが気流なのかも知れない。
揺れもなく穏やかに飛行している目の前では強烈な風が吹いていて、飲み込まれたらひとたまりもないような、そんな怖さを感じた。

読みたい本を膝に置き、耳にはイヤホーンを差し込み音楽を聴き入る。刻々と形を変化させる雲海を眺めているが突起した雲を見ることは珍しいので、いろいろと想像を掻き立ててくれた。
デジカメをバッグに入れてしまったことが、今更ながら後悔された。
定刻に到着した。
空を見上げると厚い雲に覆われていた。

迎えの車に飛び乗り自然が残る古民家風の屋敷に入った。
庭からの出入りが出来る長い縁側には、西日を避けるための黒い網が斜めにかけられている。と思ったが、意に反して虫除け、特に蚊の飛来防止につながっているらしい。縁側のない生活をしていると虫除けの網戸しか思いつかない。

庭を照らす水銀灯が眩しく輝いている。
ビールが飲めないのでウィスキーが用意された。地魚に舌鼓を打ちながら宵は深々と闇へと変わっていった。

早起きは習慣となり5時には目を覚まし庭に出た。
庭の芝生が朝露でキラキラと光っている。空を見上げるとひと雨きそうな妖しい雲行きを感じる。それでも、知らない土地の散策に出かけた。
田んぼは、早々と稲刈りが終わっている。刈り終わった田んぼにはスズメが舞い降り、こぼれた稲を啄ばんでいる。
1メートル幅ほどの農水路が道に沿うように造られている。石垣で積まれた農水路は上流で堰き止められているのであろうか、チョロチョロとした水が流れている、その中を石垣の隙間からでて来た沢蟹が活動している。
沢蟹は農薬でいなくなった生き物のひとつとして数えられているが、目の前で動いている姿を見ると嬉しくなる。

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竹薮がある。
竹薮と云えば、これはもう・・・蜘蛛の棲家です。
田舎に帰っても見ることのなかった女郎蜘蛛に会えるかも知れないです。
女郎蜘蛛だけを目的に探すことにしました。
1時間ほど竹薮の中を歩き回り、蜘蛛の巣を探しましたが蜘蛛の巣そのものを見つけることが出来ずに諦めたのです。

南天と孟宗竹との境に1匹の女郎蜘蛛を発見。ちいさな女郎蜘蛛でしたが、久し振りのご対面です。女郎蜘蛛は必ず頭を下にしています。竹薮の隙間には必ずいた女郎蜘蛛(ヤマグモ)がいなくなったのはショックだった。餌となる蝉やら蝶々やトンボがいなくなったのでしょうか、小さな虫の世界にも温暖化の影響で体温がコントロールできないのかも知れないです。

しばし、眺めていた女郎蜘蛛でしたがこの場所も食糧難に襲われたようです。巣の中心から移動し始めて、巣を壊し始めました。吹いている風を確認して、お尻から大きな糸を出しています。糸が風に捕まり、自らも風に乗り次の目的地に向おうとしています。
女郎蜘蛛を見ないだけでも自然の環境が壊されて行くのを感じます。
田んぼにはイナゴもいなくなりました。
稲刈りの時期になると稲穂から飛び交っていたイナゴはどこに消えたのでしょう。
農薬に汚染された美味しいお米を頂いている私がいます。

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八月に入って梅雨明け

8月に入ってようやく梅雨明けとなりました。
雨が続き、雨による自然災害は十分注意しても災難は降りかかることを証明した。

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空を眺めるのが好きで空を見上げると雲が一面に広がり、まるで別な世界が動いているような、そんな感じもします。驚異的な売上を示した1Q84で出てくる二つの世界のような世界。雲で遮断された世界です。
それでも、梅雨が明けると日本海の小さいながらも賑わいを見せる海水浴場は、待ち兼ね短い夏を惜しむように、平日にも関わらず夏休みに入った子どもたちを連れて家族ではしゃいでいる姿が目に映る。

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ネットワークでお世話になっている事務所から連絡が入った。
デジカメで撮った画像をPCに取り込もうとしたら画像が消えたと・・・。
XD-picturecardのメディアを取り出し、他のPCでも覘いてみたが1枚の画像も入っていない。どうしても必要な画像があるので取り出せますか?と聞いてきた。

復元と云えば、長いパソコンとの付き合いも復元に関わるトラブルが多い。起動しなくなったハードディスクから重要ファイルを取り出すのはとても厄介です。大丈夫ですよとは云えない難しさがある。
デジカメのメディアの復元はハードディスクに比べると幾分か楽です。
持参したモバイルPCにメディアを繋ぎメディアの奥底に沈んでいるタスクを調べて削除されたファイルを掘り起こします。
1時間ほどの検索で228枚の画像が見つかりました。
駆け出しの似非プロとしてはホッと胸を撫で下ろす瞬間です。

いろいろなトラブルが起きます。
キーボードが微妙な間隔で反応が遅かったりします。日々、企画を組まれる会社は文章作成ワードはなくてはならない大事なソフトで、ブラインドタッチで打たれる文字は変換とのスピードが勝負ですが、キーボードの反応が微妙に遅くなりトラブルとなりました。こればかりはキーボードを取り替えるだけで済む問題ではないようです。
メーカー修理品となりました。

クリックすると、突然画面が青い画面になり羅列された英数字が画面いっぱいに表示されます。stopエラーとかブルースクリーンとか呼ばれる、エラーの数字によってはまだ解決の糸口すら見つかっていない究極のエラー表示です。
パソコン内部で働く小人たちのストライキでしょうね・・・きっとそうだ。

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陽射しの強い午後の二時。
木の上からはコサギがヤマメが泳ぐ川を見つめています。
エサの確保が出来ると良いのですが・・・。

山の中を走る新幹線の工事が急ピッチで進んでいます。
工事の進捗となると、山でもないのに騒音に配慮してトンネルのようですね。

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善光寺。ながの「びんずる祭り」

雲行きが怪しい。妙高に差し掛かるころは豪雨となり周りの景色が一変する。
長野市のとある場所で8時に待ち合わせがあり、雨が降ろうが槍が降ろうがの心境である。黒姫から国道18号を右折して戸隠方面に入り、山越えの為の県道を左折する。

落下傘のように舞い降りて県知事になった田中康夫氏だったが飽き性だったのか長野県知事に執着もせずに長野から出て行った。彼の功績と云えばスッタモンダで賛否両論が根強くある浅川ダムを白紙撤回したことだろう。
その淺川ダム予定地を遠目に見るように山越えの道は長野市に向う。

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市街地に入ると雨は小降りとなり、ひさしぶりに善光寺をお参りしようとハンドルを右に切った。県外からの観光客が駐車する大きな駐車場は避ける、知る人ぞ知る地元ならではの駐車場所があるが、来て見るとズラリと並んでいる。
それでも、何ヶ所か秘密の場所があるので、そこに置いた。

善光寺の横の参道を抜けると国宝に指定されている本堂が目の前です。
本堂前にはめいめいの法被に身を包み、連長とか副連長と書かれたタスキをかけている・・・。そうか、8月の第1土曜日は長野市最大のイベント『びんずる祭り』の日なんだ これは、良いところに巡り合わせた。
本堂前には雨が降りしきるもものとせずに左右に分かれた木遣りの集団は整列されている。山に木霊するような木遣りの唄は聴いていて心が穏やかになる。

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本堂には『連』として踊りを組む連長が集まり、善光寺の頂点に立つお上人さんのありがたい説教を聞いて開会が宣言される。

39回長野「びんずる祭り」は始まった。
沿道にある大きなスピーカーから囃子が聴こえてきた

開会宣言が行われゾロゾロと連長のみなさんが会場に向って仁王門に差し掛かると、そこには着流しスタイルで待ち受けている方がいらっしゃいます。どうも見慣れた顔で人懐っこい笑顔を振り撒いている。良く見ると衆議院前代議士の著名な立候補者が立っている。すでに選挙戦は始まっていることをかいま見た。隣同士だったので握手をして・・・頑張ってくださいと心にもないことを云ってしまった。

昔であるが、長野市にお店を構えたころはショップの仲間達と連を組み歌舞伎調にメイクを施し参加した事がある。県庁と市役所を結ぶ、大通りの交差点を基点に善光寺までの大通りと長野駅までの大通りを一周する。両手にしゃもじを手にして打ち鳴らしながら踊る単純な踊りであるが、オリジナルの法被に足袋を履き、背中にはオリジナルの団扇を差しての格好だ。
踊りを見学する人も大勢いて、『連』オリジナル団扇を貰うことが楽しみのひとつです。
多い人は20枚も30枚も集めてコレクションしている人も居ると聞く。

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連には、リヤカーの補給艦がつく、リヤカーには氷を入れた大型のクーラーボックスが積み込まれ、ジュースやらビールが氷の中に沈んでいる。休憩のたびにジュースやらビールはまたたく間に消費され、リヤカーに寄り添うように進む台車には箱買いされたジュースやビールの箱が破られ氷の中に落とされていく。

楽しく、ワイワイガヤガヤの勝手連の踊りであっても、チャンと審査があるようです。オリジナルのユニホームの斬新なアイデアとか、踊りが上手いとか・・・
審査の基準は分かりませんが、優勝する連が決まるようです。

6時30分に囃子が鳴りはじめ、9時までひたすら踊るようです。
終わると全員で沿道の掃除を行います。
掃除は、次の朝も6時に集まって大掃除が始まるようです。果たして全員の参加なのかどうかは聞きそびれた。

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踊るみなさま。
さすがに女性は化粧がお上手です。
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大通りで踊りが始まると、開会を宣言した善光寺境内は静かなひと時が戻ってきます。待ち合わせの時間が迫ってきたので、善光寺本堂に戻って来ました。

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祭りに合わせて着物姿のカップルに出会いました。
踊りの喧騒を遠くで聞きながら本堂内をデートされているところでした。
お幸せに・・・。
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