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原秀則 「冬はなび」

思い返せば
寄宿舎にほど近い与次郎ヶ浜の海岸の対角上に鴨池飛行場があった。海岸から見る飛行場は雑草が生い茂り、野鳥の巣となっていた。巷では娯楽の少ない鴨池近辺では、飛行場の雑草地帯は、カップルの憩いの場所だとラーメン屋の親父が額に汗を滲ませながら喋っていたのを聞いた。どんな憩いが待っているのか、想像もつかなかった。

雑草の生い茂った鴨池飛行場は一躍、時の話題となり寺子屋でも話題に華が咲いた。今は子孫を作らないままに引退してしまったが、初の国産ジェット機YS-11が飛んできて、東京オリンピックの聖火をギリシャから運んできたのが鴨池飛行場だと記憶していますが・・・。

飛行場を遠目に見ながら、堤防に座り込み貸し本屋から借りてきた、ちばてつや著「紫電改のタカ」を読み耽っていた。
漫画に熱中し、いつも堤防に来ては「紫電改のタカ」の世界に入り込み、少年飛行兵・滝城太郎になったような気がした。
それからと云うものは、貸し本屋の常連となり、いろいろな漫画に出会った。

思い出深い好きな漫画はいっぱいありますが・・・。
その中でも、変わらず愛読しているのが、ビッグコミック・オリジナルですね。月二回の発行である毎月5日・20日の発売日には手に取り、レジに持っていきます。飼い慣らされた習性のように。

Photo

いまはビッグコミック・オリジナルに連載中の原秀則「冬はなび」に嵌っています。なかなか画の表現とか、人物像のタッチが気に入っています。ストーリーも。

話の筋はいたってシンプル。年齢制限から来る引退間近のロートルボクサーに、映画撮影のために女優にボクシングを教えるコーチの話が舞い込んできた。やる気はなかったが、試合がしたいロートルボクサーは生活費のために、華がなくなり、女優としての賞味期限もなくなりつつある窓際女優を嫌々教えることになった。
孤独な指導がはじまった。
人生の崖っぷちを歩いている二人に、幸せと不幸が交互に舞い込んでくる。
果たして、ロートルボクサーと窓際女優の運命は如何に・・・。

ロートルボクサーはリングにあがるチャンスを得た。しかし、それは噛ませ犬としてのボクシングの試合だった。

次の3月20日発売のビッグコミック・オリジナルで最終回を迎える。

試合・・・どうなるのかな そして、あの女優との関係も。

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