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おわら風の盆 2010

聞くと見るとでは大違い。

JRが主催するツアーにはじめて参加した。まぁ誘われたのではありますが・・・。
毎年、9月1日~3日に行われる越中八尾の「おわら風の盆」に一泊二日の大強行軍で行ってきた。なにしろ一泊は車中泊なのであります。
12時10分。新潟から団体専用列車が直江津駅に入ってきた。先頭に「団体専用」なんて看板があると、あたかもお座敷列車のようでワクワクする。
新潟・長岡・柏崎などと地域別に車両が分けられている。乗り込むとすぐに豪華な駅弁がお出迎えです。

Map


富山駅に到着。
暑い・・・紫外線が激流のシャワーとなって降り注いでいます。もう歩けません、ぐったりです。
風の盆で盛り上がる越中八尾までの乗り継ぎで駅前には長い行列が出来ています。目の前には富山市民がお気に入りでヨーロッパ風にデザインされた市電が止まっています。市電を待つ乗客には屋根の雨どいからミストシャワーが降り注ぐ・・・良いな~。涼しいだろうな~。

冷房ギンギンの越中八尾行の電車に乗り込みました。運よく坐れたのは日ごろの行いのせい。
ギューギューのすし詰め状態で、ギンギンの冷房が暖房にチェンジいたしました。車内は団扇が一斉に風を起こしています。生暖かい風が還流しています。

約30分ほどで身動きもできないサウナから解放されました。
やって来ました。越中八尾「おわら風の盆」がお出迎えです。
それにしても、暑い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。言葉にならない。

駅前の通りにはテキヤさんが大忙しです。
延々と続く屋台の準備。

9月1日。初日は午後4時から始まります。
駅の近くの会場の二階ステージには窓が外され、三味線や太鼓・胡弓の楽器を奏でる方の椅子が用意されています。会場前の道路はすでに通行止めになっていて、沿道には縁石に座り込んだ観客でごった返しています。観客の周りにはステージの進行を説明する地元の方が短パン姿で、口から泡を飛ばしています。

3時45分。ステージには楽器を持った着流しの皆さんが勢ぞろい。三味線のチャンチャンに胡弓のキーコキーコの哀愁を帯びた音色に合わせて、歌がはじまりました。遠くまで聞こえそうな澄みきった美しい歌声です。
歌声に合わせて、900円で販売されていた編み笠を深々と被った男性と女性の若い衆が、足と手先の動きが美しい・・・。何を云わんとしているのか・・・わかりませんが・・・。

ステージの前は、黒山の人だかりです。蟻んこが、我も我もと集まってきて、ひとつの黒い塊となっています。
隣には、ねぇねぇ!風の盆がはじまったよ!と電話をしている小学生の坊や。車いすに座ったお友だちと一緒に来たようです。いま駅前のステージいるけどたくさんの人が来ているよ。早く来てよ!と、周りの状況を説明しながら、お誘いをしている電話の声が聞こえてきます。
誰に電話をしているのだろう~と、よく見ると、段ボールで作った紙の携帯電話でした。
楽しい会話のひとこまです。

越中八尾駅から歩くと4~50分ほどのところに「おわら風の盆」のメイン会場があります。小学校のグランドに造られた特設ステージで町内の踊り手たちが競うステージのようです。
まずは、目的から外したのですが、グランドに向かう人の群れは留まることを知りません。
坂のある商店街には、何本もの路地があり、辻となって大通りに合流します。
人の波は、辻から辻へと規則正しく流れていきます
・・・目指すは、グランドの特設ステージなのでしょうか。

川を挟んだ広大な駐車場には、続々と大型バスが到着して、満員のお客さまを下ろすと引き返し行きます。もう続々です・・・大型バスが数珠繋ぎで大渋滞を起こしています。

 

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ステージで見るよりは、路地裏で流す風の盆に出会いたい。と、あっち行ったりこっちに来たりで路地から路地へと歩きました。
三味線や胡弓を持つ人たちが路地に入って行くのを後をつけます。続けて編み笠を被った踊り手のみなさんが・・・、しかし、踊りが始まる前には砂糖に群がる蟻のように、汗が噴き出した体を寄せ合い、黒山となって歌と踊りを聞き入っています。 哀愁や風情は通り過ぎていきます。
ベタベタと体中の穴と云う穴から汗が噴き出しています。

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正直・・・草臥れましたが、マイクもないのにあの遠くまで透き通る声はどこから出るのでしょう。踊りをまじかで見れない状況の人ごみの中ですが、三味線・胡弓の音と、美しい歌声は見事でした。

それでも、午後7時を回りましたが、押し寄せる人の波は留まるとこもなく、ツアーの小旗を高く掲げた添乗員に引率された蟻んこ一行は、途切れることもなくゾロゾロとグランドを目指します。

地元の方にお聞きしました。

この時間になってもグランドに行かれますが、観れますか?
うんにゃ。遅くても5時に行って場所取りしないと観れないよ! ですって。
ちなみに、特設ステージは有料になっていて、A席3000円、B席2500円、自由席1500円とのことです。勝手に見れないのですね。

それでも、平日なので30万人ぐらいお見えになるでしょうか、今年は少ないかもね・・・だって。開催が土日にかかった時は、もう歩けないそうです。
それに、深夜0時まで運行している電車に乗り遅れ、帰れない人もたくさんいらっしゃるとか。

あまりの人ごみで、じっくり踊り見たり歌を聞いたりが出来なかったが、街灯だけを浴びて練り歩く踊りが見たかったな~。

午後8時30分。
まだ風の盆は、始まったばかりで今からが最高潮に達する前に・・・後ろ髪をひかれる思いでお先に失礼いたしました
それでも、帰りの電車は満員でした。

ツアーの待ち合わせである25時にはたっぷりと時間があります。
富山駅前の居酒屋で飲んで食っての暑気払いです。
午前1時30分。団体専用列車に飛び乗り、午前3時30分到着。自宅に戻り、シャワーを浴びて、歩き回って足が棒になって疲労困憊の体を引きずって仕事に向かいました。

町内によって踊りは違うのかも知れませんね

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コメント

株と申します。趣味で二胡を弾いております。

文中に「二胡」と有りますが、おわら風の盆では
「二胡」は使いません。日本の楽器である「胡弓」
を使います。
「二胡」と「胡弓」は全く別の楽器です。

投稿: 株 | 2010年9月 4日 (土) 21時58分

株さま おはようございます。

知らないとは云え、二胡と胡弓は同一のものと
思っておりました。
大変失礼いたしました。また、教えて戴きありがとうございます。

投稿: いもがらぼくと | 2010年9月 5日 (日) 05時51分

株です。早速の対応、有り難うございました。

 日本の胡弓の事を二胡と呼ぶのは明らかな間違い
ですが、二胡の事を擦弦楽器の総称として胡弓と呼
ぶ例は有りますし、「胡弓奏者」を名乗る有名二胡
奏者も存在するので、ややこしい話ではあります。

 八尾おわら資料館の公式サイトでさえ、2010
年9月5日現在、リンク集に「胡弓アーティスト」
として二胡を始めとする胡琴奏者である楊興新氏だ
けを掲載しているような有様なので、一般の方が混
同するのは無理も無い事なのかもしれません。

 ただ自分の愛好する楽器に対する誤解が広がるの
は避けたいという気持ちから、今回指摘させて頂き
ました。

 どうも失礼しました。

投稿: 株 | 2010年9月 5日 (日) 16時37分

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