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愛猫が死んだ。

7月18日に「余命半年・・・」をアップして1ヶ月。

2011年8月17日。3時40分。
ゆっくりと潮が引くように姫が黄泉の国に旅立ちました。

留守している時に死なないように・・・と、願っていたのが通じたのでしょうか。
見守る中で、静かに魂は上がって行きました。
7月に満20歳になったばかり。
20歳と云えば人間であれば成人式だが、猫年ではゆうに100歳を越える長寿となった。

5月ごろから排泄がスムーズに行かなくなり部屋中にマットが敷かれた。それでも愛嬌を振りまき、誰かが台所に立つと足音を忍ばせて横に立ちご馳走をねだり、マッサージには体を横たえて至福の時間を過ごすのが日課となった。
・・・が、急激な痩せ細りを心配して病院に足を運び血液検査をお願いすると、どこも悪いところはないが、脱水症状だと云われる。
「エッ!脱水症状?」「あんなに水を飲むのに・・・」
病院では最高齢ニャンコの点滴の日々がはじまった。

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思えば、20年前に住んでいたマンションの二階で、庭が付いていた一階の人がノラ猫に食事を与えてた猫に5匹の赤ちゃんが生まれた。そのうちの3匹が階段の踊り場で涼をとり無邪気に遊んでいた。分譲ではあってもペットを飼うことにうるさくなかったのが幸いしたのでしょうか。
笑顏を振りまく3匹のノラ猫の子猫を頂いてきた。
ノラ猫の飼い主となり、それから♂1匹♀2匹の子猫に手を焼き忙しい日々がはじまった。
オトナ猫になるのは早いもので、♂の虎次郎は家を出るとほとんど戻ってこなかった。
♀の姫と茶々には、知らないあいだの子だくさんを恐れて不妊手術を行い、ひと安心。

玄関を開けると、素早く外出して狩りに夢中になり、ネズミやらカマキリ、バッタを口に咥えて誇らしげに帰ってきた。一時は鳩やら蛇を捕まえてきて、部屋に上がるなり口から離すので鳩やら蛇が部屋中に逃げ惑っていた。
これには人間の方がビックリして飛び上がってしまった。
狩りの上手いところを見せたいのだろうが・・・もう、降参するしかなかった。

ある時、押入れに吊るした十姉妹の巣に手乗りツバメを飼っていたときは、ツバメが出てくるのを待っていたのか、それともツバメを守ってくれていたのか・・・身動ぎもせずに十姉妹の巣を凝視していた。
4年も経ったころ、雨が降っていたある夜。
茶々が玄関の戸を叩き外に出してくれ!と、鳴いていた。
戸を開けると、身を翻して飛び出した茶々は、夜の探索に出かけたまま戻ってこなかった。
朝になっても戻ってこない茶々を待っていた姫は玄関先で動こうとしなかった。
兄妹がバラバラになってしまった。

その頃から外に出かけるのが少なくなった姫はベランダが主戦場となり、二足で立っては遠くを眺めていた。戻ってこない♂の虎次郎と♀の茶々を待っていたのであろうか。

メザシが好物でマグロやカツオの刺身よりもメザシを好んで食べた。メザシだと安上がりで嬉しいんだが、メザシの頭をあっちこっちに残して行くのには参った。
どうして、メザシやらイリコの頭を食べないんだろう・・・20年経った今になっても疑問のひとつです。

寝ることが趣味の姫は押入れの一角に居住区を設けると、メザシを咥えていき、頭をバラ撒くので押入れの中はメザシの残骸が散らばり、掃除が大変で押入れの中が魚臭かった。

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Hime

12年前に、とある企業からのお誘いを受けてこの町にやって来た。
いつも一緒の姫を伴ってこの地にやって来たんです。2~3年の約束が10年以上も住んでいる。姫も私も住めば都だったのでしょうか。

ただ、この地は寒い!雪国です。しかし外出嫌いの姫で助かった。
寒い雪の日は、布団にくるまって出てこない日が続いた。飼い主に似て寒さ嫌いは本物で暖かいところ暖かいところへと移動する。
炬燵を占領するので、炬燵の中にホットカーペットを敷き、冬のあいだじゅうは、どちらかの電源が入っていた。

10年ほど前に、何が原因か分からないが、全身の毛が抜けはじめ、お腹や下半身は覆っている毛が抜け落ち、毛をむし取られたニワトリのようになったので、死ぬことを覚悟したがいつのまにか毛が生えてきて脱毛の危機から脱し、フサフサの毛に覆われ安心したが、どんなことをすれば毛が生えるのか、人間に教えて欲しいと切に願った(笑)

病院で点滴を受けると元気になったが、亡くなる2日前から食事をしなくなり、後ろ足の筋力がなくなり起き上がることができなくなった。時間ごとに抱え上げて寝返りをさせ、おもちゃの注射器で水を飲ませた。水だけはゴクゴクと飲み干し嬉しかった。

いつ寿命が尽きてもおかしくない状況が続いたが、お盆中は生きて欲しいと願い、仕事から帰ってきたら死んでいた!は、嫌だったので、死ぬ瞬間は見守る中で・・・と念じた。

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その瞬間は、静かにやって来た。
注射器に水を貯め飲ませると、呼吸が緩やかになり四肢が動いた。全身の力をふりしぼって体を動かそうとしている。右手で前足の肉球を握りしめ、左の手のひらで顔を持ち上げると、かすかに口元が動き、サヨウナラと云ったのであろうか。
目を閉じて呼吸が止まった。
20年間の姫との歴史が終わった。

保冷剤を敷き、北枕で寝かせ、枕元には花や水を置き線香を焚いた。
姫の体は飼い主のお気に入りの白いT-シャツをかぶせ
翌18日に親鸞が説法を繰り返した国の重要文化財である親鸞ゆかりの浄興寺で葬式をあげた。お経が堂内に響いた。
白くてきれいな骨でお寺の方も病気をしていないしっかりとした骨ですねと・・・。
骨壷は持ってきた。
いつの日か、九州に戻った時に庭に墓を作るか、太平洋に散骨しようかと思っています。

いまごろは・・・
天国で離ればなれになった兄妹にあっているでしょうか
死因は分かりませんが、老衰なのかな。

姫・・・
ありがとう。

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コメント

なんとコメントを残したらいいのか・・・

先日「ペットの死」というタイトルでブログを書いたばかりです。
家族がひとり亡くなり、寂しさでいっぱいでしょう。
姫ちゃんは、いもがらぼくとさんから受けた愛情をしっかりと
胸に抱いて天国へ行ったと思います。

うちの子(8才)がいなくなることは、今は考えられませんが、
いつの日かお別れの日が来たら、お葬式をあげるつもりです。

投稿: おしゃれな猫 | 2011年8月19日 (金) 20時39分

とうとう逝ってしまったのですね。 最後まで優しく見守られて 幸せなニャン生だったと思います。
大切な主人の手に抱かれて一生を終えたのですから。

投稿: ネフェルタリ | 2011年8月19日 (金) 21時17分

心中お察し申し上げます
死は悪いことではなく、もともとの世界に戻っていく
って気持ちでいますが、現実はつらい さびしい
そうだと思います。
間違いなく家族の一員だったのだと思います。

投稿: アンクルジョー スユア | 2011年8月19日 (金) 22時44分

cancer
おしゃれな猫 さん こんばんは。

ペットと言えども家族の一員ですね。
淋しさが募ります。
満潮と干潮を気にしていてその通りになりました。
神の下僕となって動きまわってほしいです

投稿: いもがらぼくと | 2011年8月20日 (土) 19時05分

cancer
ネフェルタリさん こんばんは。

見守ってやれたのは良かったです。
目覚ましが鳴る前に起こしてくれたのが、いなくなったのは
淋しいです。
癖として通り道になっている襖を少し開けちゃいますね

投稿: いもがらぼくと | 2011年8月20日 (土) 19時13分

cancer
アンクルジョー スユアさん こんばんは。

気丈で可愛かった姫は、輪廻転生として
人間として生まれ変わってほしいな
それも、好き嫌いがなく何でも食べられる人として・・・

投稿: いもがらぼくと | 2011年8月20日 (土) 19時18分

最期を看取ることができて、よかったたですね。
大往生です。
私も、ふすまを少し開ける習慣はいまだに残っています。
時として、ソファに置いてある黒い縫いぐるみを、勘違いしてソクラだ!!と思うこともあります。
猫は人間の晩年の友達として最高のペットのような気がします。
お互いにあまり干渉せず、時折気ままに甘えるところが…・

投稿: のんびり猫 | 2011年8月22日 (月) 12時23分

cancer
のんびり猫さん こんにちは。

寝てばかりのニャンコでしたが、その空間にいないと
ポッカリと穴が開いたような・・・そんな感じです。

浄興寺で聞いた話ですが・・・
ペットの葬儀で涙を流し悲しい悲しいと云っていたご主人が
3日後にはペットショップに行って、決めてきたそうです。
う~ん チョット違うような気がしますが

投稿: いもがらぼくと | 2011年8月22日 (月) 17時33分

姫ちゃんとうとう死んじゃったんだ。。

でも幸せな人生だよね。
20歳という長寿、家族に見守られてお寺で供養されて。
きっと今頃家族を見守っててくれると思う。

でも元気なときは貫禄ある猫ちゃんだったんだね。
姫というより大奥の偉い人みたいな貫禄!

投稿: 恋猫 | 2011年8月22日 (月) 22時00分

cancer
恋猫さん こんばんは。

確かに・・・大きくて貫禄ありましたね
一時は7キロ近くあり重くて、お腹の上に乗ると
苦しかった。

いまでもトイレがそのままなので、小便でもしているかも!と
覗いてしまいますね

投稿: いもがらぼくと | 2011年8月24日 (水) 19時52分

遅くなりましたが お悔やみ申し上げます

姫は 何もかも見通した、見据えたような 眼力があるように感じていました。

きっと 仁左衛門さんの守護猫となって いつも見守っていてくれることでしょう。

投稿: とうとがなし | 2011年9月13日 (火) 21時43分

cancer
とうとがなしさん こんばんは。

いなくなると淋しいものですね
そのうちに・・・ニヤ~ンと帰ってきそうで

守ってくれているでしょうか
たぶん、神さまの下僕となってアッチに行ったり
こっちに来たりで忙しいでしょうね

投稿: いもがらぼくと | 2011年9月15日 (木) 20時27分

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