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いつもの彼

Lego

いつもの場所に車を止めてドアを開けると、彼は、スルスルと寄ってきて、車の前後を確認して指を突き出している。戸締り!OK!なのであろうか

その日も、彼はいつもの場所にポツンと腰掛け遠くを見ていた。
彼の手には、お馴染みの赤と黄と青で組み合わされたレゴを大事そうに抱えている。
レゴをグルグルと回したり、ひとつひとつを取り外し並べたりもしていた。

時おり、彼はレゴを振り回し、女の先生に向かって何か抵抗している時もある。
その時の彼は、感情が高ぶり、レゴをひとつひとつを取り外し、遠くに投げていた。
女の先生は、怒ることもなく、投げられたレゴをひとつずつ拾って、手で泥を払いながら、彼に渡していた。

彼は、駄々を捏ねているのを見たことがある。
近くでバドミントンをやっている人をジッとみていた彼は、女の先生を連れてきてバドミントンの羽根が欲しいとねだっていた。女の先生が使われていないバドミントンの羽根を持ってきて、彼に渡すと彼は羽根を手のひらで包み確かめていた。
彼は、バドミントンの羽根を握ると、やおら立ち上がり、屋根に向かってバドミントンの羽根を投げた。
羽根は、勢いよく宙を舞い屋根に吸い付いた。
女の先生は、両手を腰に当てて、何か云っている。

たぶん・・・屋根に投げてはダメでしょう と。云ったのかな

怒られた彼であったが、表情を変えることなく、女の先生を見つめながら、お気に入りのレゴで遊んでいたが女の先生に云われるのに興味がないのか、それとも聞き飽きたのか・・・地べたに体を横たえてレゴを弄っていた。

はじめて彼に会った時に、彼は額から血を流していた。

「額から血が・・・」ビックリしてバッグに中に入れてあるティッシュを探していると、彼は、持っているレゴで何回も何回も、額を殴っていた。
「早く止めなくちゃ・・・」と、思っていると、女の先生が走ってきて彼の額を拭いていた。

行く度に彼に会う。
彼は、いつもの場所に座って、澄み切った眼で静かに私を見つめている。

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大きな衣替えが進んでいる

Myoko

高い山並みは紅葉が広がっている。

市内から見える妙高連山には、日本百名山にも数えられる妙高山に火打山が連なっている。
裾に向かって紅葉はわれさきにと駆け降りてくる。

Myoko1

Myoko2

国道18号沿線には、独立した名峰を横目に走ることになる。
別名信濃富士と呼ばれる黒姫山(2053m)
長野市を見下ろす飯縄山(1917m)

あと数日でどの山並みも真っ白い雪の帽子を被る。
もう、冬はそこまで来ている。

□ 追記

Myoko3

10月27日。日本百名山の火打山は白く輝いています。

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田んぼに土管が・・・

ことしは豊作でコメを作っているみなさんはゴキゲンのようです。

しかし、
長年に渡って、横綱の地位に安住していた新潟県産コシヒカリは危機感に襲われているようです。コシヒカリに取って代わる新品種の銘柄が次から次へと生産され、横綱コシヒカリを寄り切ろうとしています。
そろそろ次なる関取を作らないと、横綱もいずれは引退の憂き目にあいます。
もう・・・必死のようです。
コシヒカリに変わる次なる品種には時間がかかり、5年10年の単位が必要のこと。

Dokan

収穫の終わった田んぼには、籾殻に土管が田んぼ一面に並べられています。
なんなんだろう

たぶん
お米作りには欠かせない大事な水を管理しようとしているのではないのかな

田んぼには農業用水から流れてくる水を目と経験から水の量を管理して育てていますが、大雨が降ったり、また干ばつになったりで、水の管理がとても難しい・・・。
そこで、田んぼの土中に土管の水路を作り、米作りに必要な水を自動で調整しようとしているのかな

来年の、コメはもっと美味くなりそうです。
横綱コシヒカリは、いつまで綱を張っていられるのであろうか

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三輪のオートバイ(トライク)

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カッコイイ車に出会った。

大型のトライク(三輪のバイク)ですね
子どもまで引き連れてドンとお座りのご主人は・・・あれ~!バイクなのに、ヘルメットは?

ご心配無用です。
いろいろと問題を提起した三輪の大型バイクは、車両登録とナンバープレートは二輪車となり、運転免許は普通車免許で乗られるようです。
バイクの免許を持っていない私も、普通免許は持っているので、いつでも運転できると云うことになります。だから、ヘルメットを被る必要もないようです。

すごく大きいんです。
三輪だから安定性抜群ですね
これだと・・・日本一周が可能になります。かわいい子供を引き連れて颯爽と高速を走りたいですね。
子どものケースには何が入っているのでしょう
多分、雨よけの合羽やらテントが入っていて、雨が降れば三輪全体を包み込み休むのでしょうか

秋の行楽シーズン・・・
定年を終え、念願のトライクに乗って
同じ、車を持っている仲間たちとツーリングに行かれるのでしょう

許可を得て撮影しました。


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流れる雲

空高く、千切れるような秋の雲はどこに行ったのか・・・。

龍を探そうと、眺めていると
強風に流され、雲が変化していく。


白い雲は 流れ流れて
今日も夢はもつれ わびしくゆれる
悲しくて 悲しくて とてもやりきれない
この限りない むなしさの 救いは ないだろうか

悲しくなり、センチメンタルになってしまうが
悲しいときに口ずさむ曲は、なぜだか「人生の並木路」が口から流れる。

悲しい相性がピッタシなのであろう

Dog

狛犬が疾走しているようにも見えるのだが・・・

Yakkuru

これは、もののけ姫でアシタカを守っているヤックルだな。
尖った口先が似ている。
30秒ほどで消えてしまった。

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落ち葉

Otiba

落ち葉。

絵にはなるが・・・
毎日の掃除がたいへん

この季節になると、高校生のアルバイトを雇って落ち葉を片付けている。
きれいになるのは、ほんの・・・1時間ほど。

昔と違って、いまでは、町内会の約束で落ち葉を燃やすことが出来ない
したがって、焼き芋を食べることができないのであります。

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「小さな旅」美作そして湯郷

10月16日。NHK「小さな旅」は岡山県美作市湯郷温泉が舞台だった。

なでしこに湯煙あたたかく~岡山県 美作市湯郷温泉~

湯郷温泉は、サッカーで女子ワールドカップで優勝したなでしこジャパンを下支えしているクラブチーム「岡山湯郷ベル」があり2人の選手が代表に選ばれ活躍した。

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年間100万人近く訪れる湯郷温泉の自慢は美人湯の温泉と女子サッカー。
町あげてのサッカー熱で女子サッカーを温かく見守っている。
ワールドカップで優勝する、ず~と前からのファンが大勢いて、昨日今日ファンになったんじゃない!と、ファン歴の重みを笑顏で応えている。

全国各地から湯郷に来て、一人暮らしでサッカーに打ち込む年端もいかない選手を、心の癒しになれば良いと、農地を開放して花づくりの場を提供したり、レギュラーを目指して必死に頑張っている選手の写真を撮って、親元に送ってあげている方もいる。街全体がサッカーに打ち込む選手を包み込んでいる。

・・・で、温かい気分が伝わってきた。湯郷って良いところだな。

岡山県美作市湯郷と聞いて、数十年前の思い出が脳裏を過ぎり、にわかに胸がドキドキした。薩摩の寺子屋で一人さびしく生活している私に「私と文通しませんか?」と、飛脚便が届いた。
差出人は、岡山県美作市湯郷の同年代の女性で、とても字のきれいな方だった。
判読できないほどのクセ字を得意とする私は・・・ビックリした。と、どうじに字のコンプレックスが、頭を持ち上げ髪の毛を掻きむしった。

返事だけはしておこうと、数行しか書かない1枚の便箋を、余りの乱筆乱文で書いては破り、書いては破って、したためるまでに半日かかってしまった。
祈るような気持ちでポストに投函したが、返信の返信がくるなんて夢にも思わなかった。

数日後、期末考査がはじまる前だと思ったが、分厚い封書が寄宿舎で生活する私の机の上にデンと置かれていた。諦めていた返信だったので飛び上がらんばかりに喜んだ。

1年を通して温暖で、歴史が息づき、住みやすい美作のこととか、湯郷のこととかが書かれ、高校生活の楽しい日々が、ことこまかく便箋にびっしり書かれていた。
もう・・・何度も何度も読み返した。
そして、最後に下手で汚い字に触れられて、下手なことはないですよ、チャンと読めています。と、慰めてあった。

それから、電話もe-mailもない薩摩と美作の遠方文通がはじまった。
住んでいる町の様子にはじまって、楽しい学園生活の話題では、クラブ活動やらテストの結果などが笑いを交えて書かれていた。いつしかお互いの写真が交換された。
それでも、続いたのは第一印象は良かったのでしょうか。
修学旅行で薩摩に行きます。と、書いてきた手紙には嬉しくとも臆病な気持ちがでて隠れたい心境になった。それでも、会える日を指折り数えた。

しかし、
・・・その日は、推薦枠を希望していたある学校の面接がある日だった。
数時間しかない彼女の自由時間とは、すれ違いに終わり
卒業したら会おうね!となった。

お互いが受験を控えて、いつしか・・・行き来する手紙の量が減って行き、疎遠になってしまったが、大学に入ってもほそぼそと手紙の交流は続いた。

後年、中国地方での就職を希望した時期があり、国鉄(JR)の広島鉄道管理局に就職された先輩がいた。後に続け!と、思ったら、超狭き門で受験数200人に対して1人の合格だった。 そりゃ~高下駄履いても無理だわ!
・・・で、彼女との文通は自然消滅して終わった。

文通をすることになった経緯が、今もって分からないが、終わった経緯も良く分からない。
しかし、名前だけは今でも良く覚えている。
岡山・・・美作・・・湯郷と聞くと、甘くてしょっぱい思い出が蘇る。それにしても美作(みまさか)とは、良い名前ですね。

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蜂の巣は幸運を呼ぶ?

Asinaga

朽ち果てる寸前の家屋に、益虫である幸運のコウモリが飛来して、ビックリしていると、今度は軒下にアシナガバチが巣を作っている。以前、仕事で伊那地方に行った時に蜂の巣は幸運を呼ぶので、決して巣を駆除しないと聞いたことを覚えている。その蜂の巣が着々と工事が進み形になってきている。
特に、アシナガバチは巣を攻撃しない限り害はないと云うが・・・。果たして幸運の巣なのか

屋根裏に住んでいると思われる幸運の女神コウモリと共存してくれるのか
はたまた、こんな寒い雪国で越冬できるのであろうか、深々と降り積もる雪にビックリして逃げなければ良いが
心配の種は尽きないが・・・幸運?というが、幸運はいつ来たのだろうか
いまから楽しみだ

アシナガバチの巣を大事に見守っている方の、アシナガバチ評が載っている。
その方のアシナガバチの基本的接し方を読むと

アシナガバチは基本的に大人しく、巣に悪戯をしたり、洗濯物で干した服の中に入ってそのまま気がつかずに着てしまったなどの場合を除いて人を刺すことは稀です。
巣は枯れ草や木の枝の外皮を噛み砕き、それに唾液を混ぜて作っています。
天敵はスズメバチです。一匹だけでも巣は全滅します。反撃もしません。
食生活ですが、その他の昆虫を肉団子にして巣に持ち帰り、幼虫に与えます。成虫は幼虫が出す液を飲んで生きています。庭にいる害虫などを幼虫のエサにしてくれますので、益虫とされることもあります。
春から夏にかけて巣にいるのは全てメスです。秋になると女王が死にます。そうしますと巣にいるメスがオスを産みます。そのオスと交尾したメスだけが越冬して次の年の春に女王蜂となる、とある。

アシナガバチが巣を作って観察したブログがある。
家族は駆除するように願ったがアシナガバチの可愛さが勝って巣の成長を眺めていたが、ある日、スズメバチがやって来て、オレに断りもなく家を作るとは、何事だ!用心棒代を払えと凄み、風雲急を告げる。

アシナガバチの巣 part2には大人しいアシナガバチの弱みにつけ込みスズメバチが急襲する話が載っている。

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朝食にボサノバ♪はいかが?

FMのスイッチを入れるとボサノバが流れている。
ボサノバは好きです。

ボサノバと云えば、バート・バカラックがいて、ブラジル66のセルジオメンデスがピアノを奏でていた。ブラジル66でボーカルの美女はなんて云う名前だったのか、思い出せない。
やはりボサノバと云えば「イパネマの娘」。名曲中の名曲と云える。
Dionne Warwickが好きでCDを何枚か持っているが、Dionne Warwickが好き、ではなくてたぶんバート・バカラック・ワールドが好きなんだろうと思っています。

だいぶ昔になるが飛騨高山に行った時に、泊まった旅館で夕食に流れていたのは、紛れもなくJAZZが流れていて、「危険な関係のブルース」を耳にしたときは、思わず箸を落としそうになった。
そんな旅館だったが、朝食にボサノバが流れていたときは聴きいってしまった。
ボサノバを聴きながらの朝食は、1日のはじまりとして、とても嬉しくなった。ことを思い出したがホテルではなくて旅館だったことが、たまらなく面白い。

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秋の風景

暦ではとうに秋になっていたのに、残暑が厳しかったことしは秋の夜長を楽しむこともなく、肌を刺す寒さが襲ってきた。日本名山100選に選ばれている名峰・火打山も雪が舞ったようです。麓から積雪を観測できずに初冠雪とはならなかったようだ。予行演習みたいなもので、じきに火打山は白く輝くことでしょう。

踏切を渡ろうとすると、沿線に三脚を立てたカメラ小僧が仁王立ちしている。何事かと思っていたら、SL祭りと称してD51やらのSL機関車がやって来たとローカル新聞は1面で伝えていた。
学生時代は、まさにSLに乗って帰省していたが、窓を開けてトンネルに入るとトンネルを抜けたときには顔中がススで汚れていた。懐かしい思い出で実家のある小さな駅はSL機関車の中継駅で、止まる度に大量の水を補給していた。そんな駅もいまでは通過駅となりだんだんと寂れていく。

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海岸線を走ると遠くに外国籍の貨物船が西へ向かっている。
自転車やらタイヤのゴムに木材を積んでいるのであろうか、それとも回収した都市鉱山から取り出したレアメタルを隠し持って運んでいるのかも知れない。

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荒々しく波立っている日本海の波しぶきは土色して淋しい。海の代名詞でもある紺碧の大海原はどこにあるのだろうか。見渡す限りの海はアースカラーによどみ冬の訪れを感じさせる。
冬の景色は始まっている。

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空を見あげれば、雲は高く千切れて浮かんでいる。秋の空。
夜も開けぬ4時ごろに見る空には、冬の星座であるオリオン座が南の空にくっきりと姿を表す。星座はその日の午後8時ごろが基準になっていると聞いたことがある。秋の空にオリオン座が見えるのは不思議だったが、1時間に2~30度で移動すると聞いて頷いてしまう。明け方にオリオン座が見えるのは嬉しい。オリオン座が西の空に収まると冬なのであろうか。

Hayabusa_2

HAYABUSAが封切りになった。宇宙をキリモミに回転しながら彷徨い帰還したハヤブサは技術の結晶です。必ず観に行きます。
子どものように宇宙と聞くだけでワクワクしてしまう。50億年後に太陽が爆発すると聞いたが・・・気が遠くなる年月だし、どれぐらい転生すれば、その時期に魂として残っているのであろうか
転生と云えば、次の転生はサギが良いと思う。田んぼや浅瀬で身動きもせずにジッとしているのは、妄想する時間が長くて良い。妄想だけで生きていければそんな楽しいことはない。

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