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ほぼ日手帳を完走した。

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手帳を使い切った。

幾度となく挑戦した手帳。
白い手帖が好きなんだ!と、空白を残した手帳の数々。
それでも、懲りずに毎年手帳を買い続け、今年こそはとペンを走らせる。
1月2月は意気込みがみなぎり、平凡な日々の行動をネタにして書き続けた。
しかし・・・
春めいた3月頃になると、虫も陽気に釣られて騒ぐように仕事も忙しくなる。
トートバッグに仕舞い込んだ手帳を取り出す時間も暇もない日がつづく
行動を記憶して、帰って書こうなどと思っていると、手帳を取り出すことも忘れている。

いつの間にか、バッグの中のお荷物となり陽の当たらない隅に追いやられる。
時おり、ネットショッピングで買った明細が書き込まれる。
そうそう、忘れてはいけないカードの引き落しの金額が書き込まれるが・・・
確認することはあまりない。

そんな年が、何年も何年も続いた。

それが、2011年。の今年はスタートが良かったのかスムーズにペンが走り
書きこまれていった。

3月11日には、日本全国を震撼させた未曽有の大震災の体験が細かく記述された。
記述の一部を拾うと

地震で津波が三陸沿岸を襲った。

八海丸キャップテン宅で設定の修正をする。
2時46分。23インチのモニターが歪んで見える。
天井の蛍光灯を見ると大きく揺れている。
まだキャップテンは気がついていないので、キャップテン?地震で揺れていませんか?と聞く。
キャップテンはようやく気がついて、これは大きいな~と玄関の戸を開けると玄関先に止めてあった私の車が前後に大きく揺れている。
蛍光灯をみると天井にぶつかる勢いで揺れている。
これは、大変だ!
すぐにTVのスイッチを入れると、ヘリコプターからの中継で津波が押し寄せてくる瞬間を捉えていた。逃げ惑う車の列やらが映し出されている。
画面が切り替わり、コンビナートで火災が発生して大火になっている。

---中略---

日本はどうなっていくのか
心臓がドキドキして凍りついた。

手帳の話に戻ろう。

第一関門の3月4月を乗り切り、手帳にはランチのイラストが描かれた。
映画に行くと、チケットの一部を切り取り、手帳に貼り付けられ評価の★を記入した。
桜の葉っぱが栞となって挟まれ

6月頃から愛猫の姫の様子が平常ではなくなり、姫の行動を細かくチェックして詳細に書いた。
お盆期間はどこに行くこともなく24時間を姫と過ごしたが、お盆を過ぎた8月17日に姫は死んだ。

空白がなくなり字で埋め尽くされた手帳は夏を過ぎると、ますます元気になり
晴れて12月に突入した。
11月に入ると2012年の手帳が手元に届いたが、2011年の手帳は勢いを増して書き進んだ。
2012年の手帳は2011年の12月から書けるようにページが設けられているが、2012年を手にすることもなく2011年の手帳は順調に進んで行った。

ついに12月31日にを迎えた。

12月31日にはこんなことを書いた。

ほぼ日手帳の術中にはまって六年目。
最後の日を迎えました。

今年はいろんなことが重なり辛い日々があった。
3月に起きた東日本大震災は終生忘れることはできない。
念願だった絵の教室にも通い始めた
ヨガの教室にも通ったが3回で挫折した。アマゾネスに囲まれた時間だった。
8月には20年連れ添った姫が死んだ。
毎日、骨壷に手を合わせて「姫!神さまの手伝いをしていますか?」と、聞く。

この辛かった年を踏み台にして来年は一歩上に上がると良いな~
来年は、大和魂が世界の注目を浴びるように・・・。

と、書いた。

六年目を迎えたほぼ日手帳はついに完走した。
365日。乱筆乱文ではあるが1日1日を記録することができた。
・・・が、はったりや嘘が書いていない!と云う保証はない。
ので非公開とする。

来年のほぼ日手帳も完走できると良いな~。

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南天の実で大雪予報

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寒波大襲来でひと晩で60センチもの雪のお土産を持ってきた。
雪のお土産なんて、ちっとも嬉しくない!
それどころか大迷惑であります。

しかし、この雪。
気象庁に頼らず、民間の大雪予報が当たっていたことを証明しています。

なんだか暖かい12月のはじめ。今年は木枯らしも吹かなかったような・・・
雪なんて降りそうもない春めいた暖かい日が続くある日に

雪のないクリスマスやら正月を迎えたいなぁ~と聞こえ、そうだそうだと笑い声が響く。
笑い声が響き渡る中で、ひんやりとした言葉が追っかけてきた。

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いや、今年は例年以上の大雪になるよ
庭にある南天の実がブドウのように房を付けて大きくなり大量に実をつけている。
南天の実が異常に増えると大雪になると昔から云われているし

積雪の予知は、カマキリだけではなかったようだ。
カマキリが作る巣の位置によって雪の量を測るのは知られた話で、カマキリの巣は雪に埋もれることは決してない。雪の量を感じ取って卵を産み付ける高さを決めていると云われている。

さてと、南天の実で雪の深さを測るのは、地元では有名で暖冬だと思っていたこの冬が大雪の予報に早変わりしてしまった。
南天の実だって間違いはあるだろう・・・と、思っていたのは雪国の歴史を知らない私だけだったようです。

本格的に降り始める1月2月を待たずしてドカ雪となってしまった。
先の思いやられる雪景色です。

ところが・・・
ここで、追い打ちをかけるような大雪情報がもたらされた。

今年は、例年以上にカメムシが発生して困ったと。
カメムシが洗濯物に付着して、取り払うのに難儀したと・・・
このカメムシは、南天の実と同じく雪の量を測る大事なサンプルであると聞いた。

カメムシの大量発生は間違いなく大雪です。それも100%の確率で・・・

南天の実にカメムシと、易占でも当たれば八卦の確率80%なのに、100%の大雪予報とは、辛い日々が待っているようです。3月までは死の彷徨が続きます。

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幻想的な妙高山。
左端の山は長野県の黒姫山。

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いちげん客

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港の見える丘公園には、昭和初期を思わせるような建物が静かに佇んでいる。その昔、遊郭が軒を連ね、木野工「襤褸」を思い起こさせる待合が突如として現れる。人力車が慌ただしく交差する店先には家紋の入った大きめな暖簾が風に揺れ、立ち塞がっている。秘密をもった異空間への扉となっている事を思わずにはいられない。

「お待ちしておりました」

女将のお出迎えに背筋が伸びる。玄関はキチンと整理され、他にお客がいる気配が感じられない
あなただけの空間を用意致しました・・・と、耳元で囁かれているようだ。

迷路になった廊下を進むと、隠れ庭園とでも云うのか、少し広めの中庭には周りをコケに覆われた大小の石が池を取り囲んでいる。中庭の奥に目をやると、石垣の向こうには樹齢200年は経っているのであろうか、美しく形どった松が借景となって風流を醸し出している。
池には、数十匹の錦鯉が優雅に泳いでいる。
下世話な気持ちが脳裏をかすめる。「一匹・・・何十万とするのかな」

「こちら、松の間を用意させて頂きました」

仲居に案内され部屋に入る。
八畳ほどの部屋には、季節の花が活けられ、床の間には読むことも困難な漢詩が「俺の詩が読めるか?」と、睨んでいる。
時が時ならば・・・二間続きの部屋になっていて、襖を開けると大きな寝具で床が敷かれているのであろうか。(ΦωΦ)フフフ…、赤ら顔の男が襖に手をやる「楽しい酒じゃ・・・少し休むとするか・・・などと」誘っている。

割烹として名高いこの店の総料理長と顔見知りだったことで、予約がすんなりと取れた。
慣れない割烹やら日本料理店に行くと、何を頼んで良いのか分からず、基本中の基本であろうか、先ずは「松花堂弁当」の松でもお願いすれば、まぁ失敗はなかろう。

弁当とは云え、料理が次々と運ばれてくる。
先ずは・・・
茶碗蒸しが大好物で、何が何でも熱いうちに茶碗蒸しに手が伸びて、ひとときの幸せな気分を味わう。茶碗蒸しの蓋を取ると、ほのかにチーズの香りが漂う。

茶碗蒸しと云えば、中学1年だったか・・・仲良し4人で誕生会が行われた。私の誕生月に友人を招待し、母の作る茶碗蒸しがドンブリいっぱいに大盛りとなって振舞われた。忘れられない味となった。

仲良しだった友人3人とは高校が別々になり消息が掴めなくなったが、そのうちの2人が医者で、もうひとりは高校の先生になったと・・・風の便りで聞いた。蜘蛛が好きなので蜘蛛の便りとでもしておこう。

Facebookでも探してみようか。

 

話が弾んだ。
料理の美味しさに口が滑らかになり、身振り手振りが大きく、奇想天外の話しにはあらたな企画の糸口でも出てきそうだが、話が進むにつれて誇大妄想が部屋中を襲った。まるで異空間のこの部屋が五里霧に包まれているような・・・。
笑いに包まれた。

美味しい料理に舌鼓を打ち、時間を忘れた楽しい会話も終わりを告げる。
余韻が残る。

迷路になった廊下を戻ると、車寄せに車が用意されている。
「またの、お越しをお待ち申しあげます。」
女将の言葉に、いちげん客として見事合格したのであろうか。

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