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波止場で起きた事件

Kamome

笑える話。

友人が彼女を誘って人気の惣菜屋で手作りの幕の内弁当を買い込み
海を見ながらランチタイムと洒落こんだ。

いまの直江津港は、許可無く港湾に入ることは禁止されている。
海のない長野県からの釣り人が昼夜を問わず防波堤に入り込み、釣るだけならまだしも食い散らかした飲み物や食べ物を放置し、挙げ句の果て絡まった釣り糸や針を放り投げてさっさとお帰りになる。

あとは、カモメが残飯処理を行う・・・が、投げ捨てた釣り糸やら針がカモメに絡まり飛べなくなったカモメが海を漂っている。

そんな訳で港湾の入り口には鉄柵が張りめぐされ鉄条網が二重三重に鉄柵を乗り越えられないようになっている。

そんな一般車出入り禁止の波止場に向かった友人と彼女。

港湾を作業される方の通行のために半開きとなった港湾(波止場)の入り口をやすやすと通行し、波止場に駐車。海を眺めカモメに弁当をおかずを食べさせ、二人の会話も絶好調となり波止場に駐車すること2時間ほど・・・
佐渡に向かうフェリーも見たし、ご満悦で笑顔のお二人。

「さぁ、帰ろうか・・・」
「ガストでお茶でも飲んで行こうか・・・」と、鉄柵で半開きになった港湾の出入りに向かった。

そこで悲劇は起きた。

半開きであった鉄柵の門がガチャンと閉められ、手の平ほどの南京錠が掛けられ、閉じ込められてしまった。どうすることもできません。大声で叫べど人気のない波止場です。
彼女は半狂乱になり、着ていたカーディガンを振り回し助けを呼ぶが応答なし。
涙目になった彼女は、それでもカーディガンを振り回している。

時間は刻々と過ぎていき、かれこれ1時間が過ぎようとしていた。
「朝まで誰も来なかったら、もうどうしよう 」と云う彼女の声を遮り携帯を開く、意を決し、不法侵入で説教を覚悟して110番に電話をしようとした時に、門に向かって来る車を発見!二人して手を回し助けを呼んだ・・・ヘルプミーとね。

門の前に停車した車のドライバーは、なにやら携帯を取り出し電話をしている。
話が終わると、やおら車から出てきて「困りましたね」のひと言。
「私も、用があってこの波止場に来たのですが閉まっていますね」

でも・・・
大丈夫ですよ。
波止場の奥で私どもの会社の人間が仕事をしていますから、いまから呼びましょう
待つこと10分ほど、波止場の奥から車が走ってきた。

落ち込んでいる二人を見てニヤニヤしながら南京錠を外した。
牢屋から開放された二人は、お礼もそこそこに車を走らせたと。

港湾事務所の方が、出入り禁止の波止場に入り弁当を食べていることに腹をたて、
悪戯しようと鍵を掛けたのではと話し合ったそうです。 その時の彼女の言い分は「黙って鉄の門を閉め、カギをかけるなんて卑怯よ・・・」。出入り禁止の波止場に入って美味しい幕の内を食べたことに対しての「ごめんちゃい」は、なかったようです。

二人の性格が良く出た事件でした。
極限の場面で相性良し悪しが分かったことでしょう
お幸せに・・・。

笑った。笑った。涙が出るほど笑った。

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