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トイレ掃除の悪夢

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のどかな田園風景が広がる久比岐平野の山裾に友人が瀟洒な家を建てた。
犬を首輪から開放させ自由なドッグランが目的だった。
野生本能むき出しの犬ですから自由を求めて敷地を越えて旅にでて野良犬にならぬとも限らぬ

プロの指導を受けたラブラドールですから、そんな心配はないようです。
それでも大型犬ですから、熊と間違えて猟銃でズドン!と撃たれないとも限らない
と本人は心配していた。

そんな彼から新築なのにトイレのドアが外れた!と涙声で言ってきた。
ドアノブにタオルを掛けていたら愛犬のラブラドールがタオルに噛みつき死に物狂いで引っ張ったことが原因でドアの蝶番が取れたようです。
そんなに簡単に壊れるのか・・・
木の温もりのログハウスです。手作りが売りのログハウスも微妙に設計図と違ったのかも知れないですね。

新しいトイレが壊れた!と聞いて過去の悪夢が蘇ってきた。

遡ること数十年前。
中学三年生になった。木造校舎の中学校だったが新校舎を建築中で、先ずは出来上がった校舎には三年生の教室が割り当てられた。今度はコンクリート製校舎でぶつかると痛そうだった。

休み時間に友人と燥いでいたのだと思う。
トイレのドアノブを思い切り引っ張ったらドアが外れた。まさしく蝶番が取れた。
トイレの前には遠巻きに人が集まりなにやら口々に騒いでいた。トイレを壊した私と友人は壊れたドアを持って佇み、次に起こることが予測できなくパニックの中に身を置いていた。

校長室に呼ばれた。
教頭がいた。教頭はまず私の母のことを暫く会っていないけど元気かと聞いてきた。母とは教師仲間で○○小学校で一緒だと云っていた。母に連絡が行くのかなと内心はとても心配していた。

トイレを壊した罰が決まった。
(新築校舎でドアノブを引っ張っただけで壊れた手抜き工事ではないのかと思ったが、穏便にはいはいと云っていれば母には連絡は行かないだろうと子供心に思った)

罰はとても辛いものだった。
普通の授業が終わり、補習授業の始まる前に女子トイレの1ヶ月間の掃除が決まった。長靴にブリキのバケツそれにデッキブラシに火バサミ(金で出来た長いトング)が用意されていた。火バサミは何に使うのか理解不能だった。

素早く掃除を終えよ。が教頭の指示だったので、授業が終わるとすぐに長靴を履き、バケツに水を張ってデッキブラシで床を擦って行く。五つあるトイレをひとつづつ開けて、水を流しブラシでこする。
トイレにはブリキのバケツのような容器が置いてあり、蓋を開けて中の物を火バサミで掴みゴミを収集する。
容器の中には血で染まった脱脂綿がいくつも詰まっていた。
意味が分からなかった。
五つあるトイレの中にある容器にはすべて血で染まった脱脂綿が詰まっていた。
怪我している人が大勢いるんだなと思った。

次の日も、そのまた次の日もトイレの中に置いてある容器には血に染まった脱脂綿が大量に投げ込まれていた。
相当な大怪我だぞ!と友人と話をした。

意を決してその日は午後の授業を受けずにトイレを見張ることにした。
怪我をしている人がいるので心配になってきたのだ。
ひっきりなしにトイレに入っていくが、誰ひとりとして怪我をしている様子はない。
怪我で青ざめている人もいなかった。

それでも掃除をすると容器の中には血で染まった脱脂綿が詰め込まれ、火バサミで掴んではゴミ箱に入れていった。
掃除も終わりを告げる。1ヶ月はあっという間に過ぎたが血で染まった脱脂綿だけは不明のまま脳の中にこびり付いていた。

家に女性がやって来た。中学二年の幼馴染です。
「聞いた。聞いた!」トイレの掃除をしていたんだって!
女子トイレの掃除で恥ずかしくなかったの? ビックリしたわ!
恐る恐る聞いた。
容器に入っている血染めの脱脂綿のことを・・・。
幼馴染の彼女は大笑いして、今に分かるわよ!と云って可笑しい!と帰って行った。

脳にこびり付いていた血染めの脱脂綿は高校二年生になって
それも一緒に図書部員の女性から説明を受けた。

あの教頭はどうして女子トイレの掃除をさせたのかな・・・。
一緒に掃除をした友人は大手の鉄鋼会社で部長をしている。
彼とは秘密を共有している感じがある。

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民進党はアホです。


これほど痛快な国会中継は見たことがない
民進党はアホです。共産党はもともとアホですが・・・
何回見てもとても楽しい。
私の心を代弁してくれました。

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辛い検針のおしごと

山間の棚田でコシヒカリや野菜を生産している小規模農家のお嫁さんが働きに出た。事務職や販売員には決して向かないアウトドア志向のお嫁さんが決めてきた仕事が「東北電力の検針員」だった。
聞けば、方向音痴ではないが地図を覚えられないと云う。
エッ!地図を覚えられなくて検針ができるの?

私に向いていると思うの。
時間は自由だし、一人で淡々を歩き回るのは性に合っているの ときた。
それに初心者期間で月のうちに9日間働いて15万円ぐらいなるらしいの。
それはそれは凄いね。すごい高給取りじゃない。

それでお願いがあるんです。

検針する地域の地図を会社から渡されたものを見せてもらった。
これは酷い!
前任者、いや前前任者が使用していたと思われるA3サイズのゼンリンの住宅地図には黒に赤に及ばず青・緑色のボールペンで回る順番に線が引かれている。もう滅茶苦茶でどこに繋がっているのかルーペでも持って来ないと分からない

この地図を参考に地図を作ってください!と泣かれたのです。

google_mapで地域を引っ張りだし、Illustratorで基準となる道路を作り、戸別にレイアウトを作成していきます。骨のある仕事です。それこそ知り合いなので仕事なのかボランティアなのか訳の分からない状況です。大体ひとつの地域で500件。1件/4円の検針費とのことですから1日/20,000円の日当でしょうか

B4

                    未完成の地図
なんとか要望通りに地域マップを作成して渡すと「見やすい!」「分かりやすい!」と喜んで貰えたが、ついでに慣れるまでサポートしてくれませんか?と来た。

午前中は忙しいので12時頃に待ち合わせして行きました。
彼女は電力会社のユニホーム姿に七つ道具の「単眼鏡」「LED白色ライト」「脚立」「伸縮鏡」等を用意していた。
電気メーターの設置場所は適当に付けてあるんですね。暗いところにあったり、離れたところにあったりで、雨が降ったり、雪が降ったりすると見えない!読めない!は当たり前のようです。

それでも、決められたその日に検針しないとクレームの電話が鳴り止まない。
そこで思いました。いつもポストに投函される電気メーターの使用量などは確認はするが、ないからと云ってトラブルの電話をするのだろうか。
電気を使用した事後の明細なんて、とても大事な明細書なんでしょうか
「余程に暇なんでしょうかね」

彼女が使用量を打ち込み、ハンディ機からプリントされた明細書を私がポストに投函する。自分が作成した地図を確認して次の地域まで車で運ぶ。
この連携作業で進んでいきます・・・が、
トラブルは起きます。

ハンディ機に示された次のメーターが見つからない。
シャッターが降りた車庫にあるようだが、勝手に開けることが出来ない。

トイレの近い彼女は、水を飲まないで来たようだがそれも限界です。
お手洗いがありません。
草むらが見つかりました・・・恥も外聞もない状況が彼女を襲っています。

10階建てのマンションでは通路は台風並みの強風が吹き荒れます。
寒さでハンディ機に打ち込む手が震えています。

雨の中、ライトで照らしながら単眼鏡で見ています。
メーターの中が汚れていて見えないので、それでも上から見たり斜めから見たりで数字を探していきます。

七つ道具を背負って10件終われば車で次の場所まで走らせまた10件と
大変な作業です。

もうすぐ12月。
この地域は雪で覆われます。
男だったら立ちションベンも可能でしょうが・・・雪で草むらはなくなります。
しゃがみこんで用を足していたらイノシシと間違えられて猟銃でズドン!とも考えられます。下半身剥き出しで猟銃で打たれたら、考えただけでも恐ろしい光景です。

5日ほど地図の作成者としてサポートしました。
助言いたしました「辞めたほうが良いですよ」と。

単眼鏡やらLEDライトなど高い買い物でしたが良い経験ですよ。
それに雪で駐車も大変じゃないですか?

電力会社では雪の降る前の激を飛ばすために用意した忘年会の日に、貸与された雨合羽やらダウンジャケットなどの一式を抱えて辞表を提出したそうです。

検針をしている人を見ると傍目には結構楽な仕事だよなと思っていたが
いやいやどうして、一緒に回りながら思ったが厳しい仕事だと思った。

まぁ地図の覚えが早い私などは、とても向いている仕事だとは思いました。
一度通った場所は殆どが忘れないですね
車にはカーナビが付いているが使ったことは一度もありません。
知らない場所も、そんなに苦労することはないです。

天職だとは思いましたが、目が衰えたいま、メーターの数字が読めなくなってきている。これは致命的です。う~ん残念です。

昨年12月にアップする予定だった。
忙しさにかまけて4月になりようやくのアップです。

ココログを続けていきます。

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