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藤沢周平から葉室麟へ

Urusi

藤沢周平をあらかた読み終えた。とても素晴らし作品ばかりだった。
越後が生んだ天才上杉謙信を藩祖とする米沢藩中興の祖上杉鷹山を描いた
「漆の実のみのる国」上下巻を読み終えた。
とても難しい内容だったが、いままさに歴史の重みを感じた。

上杉治憲(鷹山)を支える竹俣当綱・莅善政の獅子奮迅の活躍によって成し得た米沢藩再興の話だった。

上杉鷹山に負けず劣らずの藩を立て直した人物がいる。
今まさにNHK大河ドラマでは真田幸村を主人公にした真田丸が人気を博しているが、幸村の居城上田のお隣にある松代藩が舞台の弱小藩です。この松代藩には幕末の偉人佐久間象山を輩出している。
その消えて無くなりそうな松代藩を窮地から救った恩田木工民親(おんだもくたみちか)がいる。(日暮硯に描かれている)
まさに上杉鷹山・恩田木工民親は民衆の心を掴む天才で率先垂範の人であったのであろう

米沢藩であっても藩祖は上杉謙信である。

上杉謙信公をお祀りする春日山神社に参拝してきた。
毎週お参りします。
4年前の6月10日、未明にfacebookに差出人不明のメッセージが表示された。
「春日山神社の提案が受け入れられた」

春日山神社を知らなかった私は1ヶ月後に春日山神社をはじめて参拝した。
それ以来、日曜日はできるだけ参拝するようにしている。

上杉謙信→直江兼続→上杉治憲(鷹山)と続く
上越の誇りであろう


Higurashi

藤沢周平の読破もひと区切り付けて、次なる作家は葉室麟です。
短編がなく殆どが長編小説です。

手始めに直木賞受賞作「蜩ノ記」を読む。
高潔な戸田秋谷は藩主側室との不義密通を騒ぎ立てられ山奥に幽閉された。
10年後の切腹、その間は家譜編纂を命じられる。

切腹が間近に迫った折り、家老と面会する場面がある
家老が述懐するように云う

「不思議だな。そなたは目立ったことをなすわけでもないのに、関わる者は生き方を変えていくようだ。心がけの良きものはより良き道を、悪しき者はより悪しき道をたどるように思える」

感動の1冊でした。
戸田秋谷は肚の座った人であった。

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