原風景・・・カラスの中継地
数千羽いや数万羽のカラスが中継地として、この一帯の電線や屋根を利用している。
おびただしい数のカラスは明け方前の5時30分ごろに森を根城にしているカラスの軍団が三々五々集まってくる。
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休日であったがメンテの担当日となり辛い仕事です。
少し早めの5時20分にカラスウォッチングが出来る場所を陣取り眺めてみた。
電線には数羽のカラスが距離を空けて止まっていたが、西の空から黒い雲が覆い被さるようにこちらに動いてくる。
まさに爆撃機が空を覆っているような黒い塊となって向ってきた。
いつもの、指定席なのであろうか、素早く羽根を広げて着陸態勢を作ると飛んできた方角に頭を向けて止まった。
時折り、指定席が違っていたのか、数羽が移動を行い定位置に収まっている。
6時前になると、200メートルに及ぶ左右の電線には、ぎっしりと電線を掴まえて止り、電線に指定席のないカラスは大きな倉庫の屋根に整列している。その数・・・数千羽。
電線・屋根にいる数万羽のカラスがカァ~カァ~と鳴くこともなく静かに止まり
不気味な時間が流れていきます。
時計を見ると6時15分。
東の空にうっすらと赤く染めはじめるころに、命令が発せられたのでしょうか。
数十羽単位で垂直飛行の体制に入り飛び立っていく。
見事な指揮です。
命令の出ない隊列は、静かに命令が出るのを待っているようです。
命令を出すのは、どのカラスなのかと、目を凝らして見ていたのですが、
・・・分かりません。
1~2分おきに隊列を組んで飛び出していきました。
6時30分。殆どのカラスがいなくなり、1羽、2羽、3羽と数えるほどのカラスが止まっています。逃げ出したカラスがいないのか、遅刻したカラスがいないのかと確認の作業をしているようです。
点呼を無事終えて、最後の1羽が飛び立って行きました。
明るくなった街は、何事もなかったように車が往来しています。
真っ黒いカラスが・・・脱色技術を覚えて、赤やピンクに姿を変えてきたらどうなるのでしょう。ピンクのカラスだったら愛すべきカラスとして親しみが湧くでしょうか。











































