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無料回収

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最初に目にしたのは1ヶ月ほど前だった。妙高市内を走っていると中古車販売の駐車場だったところに、粗大ごみを満載した車が入って行き、使い古された家電製品が無造作に降ろされ、種別に分けられていくのを長い赤信号の信号待ちで眺めていた。

どこかの企業が社屋移転か、建て替えで不要になった電気製品を処理しているのだろうなと思った。いつも通る幹線道路に面しているので信号で待つ度に目の当たりにする。それにしても大量の電気製品の粗大ごみを出すのは、どんな企業なんだろうと・・・。妙高市には大手企業の精密機器の生産基地として名だたる企業が数社進出しているので、すこし気になった。
山のようにうず高く積もられた電気製品やらタイヤ・自転車・オートバイが、きちんと整理されていく。手際の良さを感心してしまう。

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・・・内緒で持って来ようかな。

部屋の中の大部分を占有している大型のカラーコピーがある。A3の高性能スキャンが出来るSCSI(スカジー)接続のスキャナーがセットしてあり、ずいぶんと仕事に貢献してきた。しかし、場所を取る上に重い!スキャナー1台を持ち上げるのに一人では、ぎっくり腰を覚悟しなければいけない厳しい重さだ。カラーコピーには用紙を振り分ける5段のトレーも付いていて、これまた重い。まだ使用できるが殆ど使わなくなり処理に困っていた。
メーカーのXeroxに引き取りの依頼をお願いしたが30,000円と聞いて諦めた。
粗大ごみの山を目にすると、人気のいない深夜に、粗大ゴミ広場に忍び込み、かねてからの悩みの種であったカラーコピーを棄てているわが身を想像する。大小のドライバーを手にしてカラーコピーを分解して棄てている自分。
しかし、物事はそう上手く行かない。
棄てた瞬間に、ゴミの山がバランスを崩しガラガラドッシャンと轟音を立てて崩れ落ちる。事故でも起きたのかと、近所の方の110番でパトカーがうなり声をあげて2台、3台と集まってくる。
そして、家宅侵入罪と不法投棄罪で手錠をかけられしょっ引かれるのであろう。
ダメだダメだ、3万円をだしてゼロックスに処理してもらおうとなる。

いまは早期退職制度で早々とIBMをリタイアし、家族の一員であるラブラドールのジャッキーと悠々自適な生活を営んでいる友人から電話が来た。
自作のブック型パソコンで使わないパソコンが3台ほどあるけど、使う?と来た。
特別欲しくないけど、どうするの?と聞くと
粗大ごみの無料回収に棄てようと思っているんだ・・・。
「エッ! 無料回収?」
あの粗大ごみの山がそうなの?と聞くと、5月9日までやっていると聞いた。
そうなんだ。深夜忍び込んで家宅侵入と不法投棄をしなくても良いんだ。

部屋は作業場と変身しました。
会社から荷物専用のハイエースを借りてきて
先ずは念願の大型のカラーコピーを大きく分解して持ち運びしやすくして
使わない自作パソコンを4台ほど、納屋から取り出し個人情報満載のハードディスクを取り外し、複合機プリンターを壊した。そのほか納屋にあった洗濯機・掃除機・テレビ2台に石油ストーブ・タイヤ8本に空気清浄機をぎっしりと詰め込んでいると、近所の方近寄ってきます。

お引越しですか?
そ・そ・そうなんですとは云いません 粗大ごみの無料回収に持って行くんです。
そしてルンルン気分で運んだんです。

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粗大ごみ広場には軽自動車が止まっていて、乗り込むと軽自動車に乗り込んでいた3人が素早く降りてきました。
テレビ・プラスチックの洗濯機・パソコンモニターは1台1,500円だよ。
と、ペラペラの日本語であるが中国人であることはすぐに分かります。

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話を聞くと、粗大ごみを分別して、ある工場一ヶ所に集めて分解して溶かし鉄やレアメタルを取り出す。いま中国では鉄鋼が不足していて、いくらあっても足りない、高値で売れる。特にパソコン・携帯電話に使用されているレアメタルは希少価値が高い。どんなに厳しい作業であっても元は取れると・・・。豪語していた。

満腹で生活に貪欲さがなくなった日本人をあざ笑うかのように、したたかで金儲けに貪欲な中国人のあくなき精力には感心した。

人の嫌がる仕事を楽しんでやっている。
あと数年もすれば、世界は中国人の独り舞台になると感じた。平身低頭で粗大ごみを持ってくる人に接している・・・腹の中の真っ赤な舌は見えないが。

大型のカラーコピーがいなくなった部屋は散乱している。
大掃除が始まった。
姫の手も借りたいが、毛繕いに夢中になっている。

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地球は壊れている・・・予測は的中

もうすぐ洞爺湖サミットが開かれる。
世界中のいたるところで血なまぐさい事件や紛争が起きていて、人類はサバイバルに突入したのか、国の偽善者がおのれの欲望と権力を手中しようとして殺戮を繰り返し楽しんでいる。
権力を握ったものにしか分からない快楽の極致なのかも知れない。

そんな中、外交戦略の下手な日本が失地回復を求めて「地球温暖化への取組み」をアピールしている。
二酸化炭素の排出ガスの削減への取組みがメインテーマと聞く。
なるほど・・・。
二酸化炭素が空気中に溜まりに溜まって濃くなり温暖化に驀進中であると。
温暖化は南極大陸の氷が溶けて水面が上昇して日本沈没が現実味を帯びてきている

人間が酸素を吸って、吐き出すのも二酸化炭素なので、大きく息を吸って吐き出す人は肩身の狭い思いをすることになるのであろうか。肺活量を自慢する人は厳しい世の中になるのかもね。
まぁ、そんなことはないですね。

温暖化については、どうしても避けて通れないある番組を思い出す。
1987年に始まったNHK特集「地球大紀行」
毎月の最終土曜日に放送されていて、どんな事があっても必ず観た。
観ると友人と感じたことを話し合い。
地球の行く末、人類の進む道を話したことを思い出します。

この番組は
地球の誕生から地球の進むべき方向性を検証し視聴者に説いて来た。
その中に、このまま、何も策を講じず手をこまねいて近代化・未来化を進めると二酸化炭素が空気中に増え続け大気に充満して、温室効果が急激な温暖化となり、二酸化炭素が作り出してきた酸素が激減する話があった。アマゾンの膨大な森林と中国の石灰岩が重要な酸素の供給源であるにも拘わらず、開発が進みアマゾンの森林は年々面積を小さくしていると・・・。

忘れもしない「地球大紀行」12月の最終回の検証は「太陽系第三惑星・46億年目の危機」と題して、いままでの検証結果を予想として結論付けをしていた。
「このまま、進んでいくと21世紀を迎えることは出来ないかもしれない、また迎えたとしても、近い将来に人類は滅びるのではないだろうか・・・と」結んでいる。

反響を呼んだ「地球大紀行」の番組から20年。軽症であった地球は重症になり、小さな痛みに悲鳴を上げて岩盤を揺らし地震になる。人間の痛風と同じなのです。最初は軽い痛みで歩くことも出来るが、そのうちに風に当たっただけで激痛が走り、歩くことが出来なくなる。いままさに地球は痛風の痛みを断末魔の叫びとなって最期を迎えようとしている。まさに20年前の予想通りに事は進んでいるようです。

探すとDVDが発売されていました。もう一度「地球大紀行」を観て考えてみたい。人類が滅びたらどうなるのでしょうか・・・。1億年経てば、堅牢を誇る近代的建築物も風化されるでしょう。それから数億年、ふたたび人類の祖先が誕生することが出来るのでしょうか

もしかしたら、人類は10億年に一回、繰り返してきたのかも知れません。次は10億年後にお会いしましょうなんてね

地球大紀行 1987年 NHK特集

T066 第1集 水の惑星・奇跡の旅立ち

46億年前、地球は隕石の激しい衝突によって生まれた。火の玉のように熱かった原始地球はやがて冷え、大豪雨によって海が誕生する。カナダ北部、オーストラリアなどに残る隕石衝突の現場・クレーターへの紀行と大掛かりな特殊撮影によって、地球誕生のドラマを再現する。

T067 第2集 引き裂かれる大地

世界一深い穴への地底紀行、長さ9キロにわたるアイスランドの割れ目噴火、深海底に続く8万キロの巨大山脈、大陸が裂けつつあるアフリカの大地溝帯。こうした地球上の大景観への旅を通して、地球の内部に蓄えられている膨大な熱が、地球の表面をどう作り変えているかを描く。

T068 第3集 残されていた原始の海

地球に酸素をもたらしたのは生物だった。オーストラリアで発見された地球最古の生命の化石、米イエローストーン公園の熱湯の中にいたバクテリア、原始生命が今も生きるオーストラリアの不思議の海、原始生命を求めての旅を通して地球に酸素をもたらした生物のドラマを描く。

T069 第4集 奇岩にひそむ大気の謎

中国桂林の峨々たる山容、オーストラリアにある世界最大のサンゴ礁、陸に上がった4億年前のサンゴ礁。いずれも石灰岩が作り出した奇観である。この中にかつて地球に充満していた膨大な二酸化炭素が閉じ込められている。世界各地の石灰岩地帯を訪ね、地球大気の壮大なドラマを描く。

T070 第5集 巨大山脈の誕生

ヒマラヤ山中で見つかる古代の海の生物の化石アンモナイトは、ここがかって海の底だった証拠だ。海の底がなぜ、地球上で一番高い場所になったのか。それは、インドがユーラシア大陸に衝突して大陸のしわを作ったものだ。世界の屋根ヒマラヤを舞台に、巨大な山脈を作り出す地球の脈動を紹介する。

T071 第6集 巨木の森・大地を覆う

4億年前自ら陸に上がった植物は、やがて森林を作り大地を緑で覆うに至った。カリフォルニア北部の高さ100メートルの巨木、アリゾナにある2億年前の化石林、ボルネオの熱帯雨林、そしてスタジオに再現した3億年前の森林の姿などを通して、地球の緑の進化とその役割を紹介する。

T072 第7集 恐竜の谷の大異変

地球上で繁栄を続けていた恐竜が、ある時突然絶滅した。その原因は、地球に巨大隕石が衝突し、大爆発が起きて地球が寒冷化するなど気象異変が起きたためであることが最近になって分かった。世界各地にその証拠を探り、また、科学者が描く当時の絶滅の様子を特殊撮影によって再現する。

T073 第8集 氷河期襲来

今から1万5000年前、北米大陸やヨーロッパは厚さ数千メートルの氷に覆われていた。過去100万年の間に地球は7回もこうした氷河期に襲われたのだ。氷河期の姿を今も残すグリーンランドの氷床、アラスカの大氷河、北米各地に残された氷河の痕跡などを通して氷河期襲来の謎に迫る。

T074 第9集 移動する大砂漠

生命を育む緑の地球にあって、それから取り残された世界、それが砂漠だ。地球をめぐる大気の循環が北半球と南半球に乾燥ベルト地帯を作り、北極や南極の氷河の消長が乾燥ベルトを拡大・縮小させるという。地球上最大の砂漠サハラを舞台に、大乾燥地帯を出現させるシステムを探る。

T075 第10集 資源を産んだマグマ噴出

金、銀、銅、鉄。これらの資源のどれひとつとして地球の生成進化と関係のないものはない。資源は地球からの贈りものなのである。資源は、マグマが地下の深いところから地表近くまで上昇し、水などによって濃集したものだ。資源ができるメカニズムを南米アンデス山脈で明らかにする。

T076 第11集 多重バリアーが守る生命の星

地球は大気の層や磁気圏に包まれ過酷な宇宙から守られている。雲を作りながら活動する対流圏、太陽からの有害な紫外線を吸収する成層圏、オーロラを作り出す磁気圏など。赤道下の島から磁気圏への垂直の旅によって、生命を守る地球の防護壁ともいうべき多重バリアーの巧みな仕組みを紹介。

T077 第12集 太陽系第三惑星・46億年目の危機

46億年という長い時間をかけて生まれ進化してきた“宇宙のオアシス”地球は、人類の登場によっていま危機にある。増え続ける人口と加速度的に発展する文明は、地球のバランスを破壊し荒廃させつつある。人類の文明は地球に何をしてきたのか。そして未来の地球はどうなるのか。シリーズ最終回。

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私の宝物

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七月に入り、夏だと云うのに変な天気が続いている。
生暖かい風が吹いている日もあれば、朝に降るにわか雨は肌寒く体が固くなってしまう。そんな天気を象徴するようにどんよりと雲が立ちこめた妙高の連なる山並みは日本百名山で名高い火打山周辺にはたくさんの雪が残っている。
夏スキーが出来るかも知れないですね。

いつものことながら梅雨に入ったこの時期には、部屋の隅に高く積まれた数々のコンテナの中身を片付け整理を行うのを行事としている。ひとつひとつのコンテナを覗く度に捨てられるかどうかを必死に悩むが、思い切って捨てると必ずあとで必要となり、捨てた事を後悔することがある。

いまも、PCの改造に取り組み、ほぼ90%の段階まで来たが、オンボードのビデオカードに不具合が見つかり、空いている拡張カードを利用することになった。PCIビデオカードは以前から在庫していたのでウフフと喜んだ。しかし、パーツの入っているコンテナを探すが一向に見つからず、先日の粗大ゴミで捨てたことを思い出した。一瞬にして地獄を彷徨う感じで捨てたことへの失敗は落ち込んでしまう
このマザーには、このビデオカードが最適との拘りがあり、オークションで探すことにした。頻繁に出品されるパーツではないので、競うことばかり。
ここ一週間に4個が出品されたが4連敗となった。
また、次に出品されるまで待つことにします

そんなことがあるので、今は不必要なものでも捨てることに躊躇いを感じる。
今年も整理で、コンテナに宝物と書かれた黄色のコンテナに珍しいものを発見した。
緑のテープがぐるぐる巻きされた棒の先に針金が飛び出している。

Bottan

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この変哲な棒は何に使う物なのでしょうか・・・。

ずいぶん昔のことだが。
生産のシステム化と云った取り組みに参加している時に、ある大手のワイシャツ工場を見学に行った。
このワイシャツ工場は日産3000枚を生産していて、海外を含めたグループ全体では20,000枚の生産を行っていると聞いてビックリしたことがあった。
毎日20,000枚が生産されると月間20日間稼動で400,000枚ものワイシャツが生産され販売される。ワイシャツ工場としては、他にもたくさんの縫製工場があるので、天文学的数字で生産され販売されていることになる。
そのことでビックリした。
ここ数年、ワイシャツを買ったことがない。
ネクタイを必要とするみなさんはワイシャツは使い捨ての感覚で買うしかないのかも知れないですね。
日産3000枚を誇る縫製工場の内部はシステム化されていました。
縫製を行う工業用ミシンは座って縫うものだと思っていたのです。
それ以外、思いつきもしませんでした。

働いているみなさんは、全員立って仕事をされています。
そうなんです
立ってミシンのペダルを踏み、器用に手を動かせて縫っているんです
その縫い方の早いこと、早いこと・・・
ワイシャツの前立てと云われるボタンを付けるところは7~80センチあるのですが、ものの1秒か2秒で縫い上げ、次の工程に入られています。
説明によれば、5人から7人の編成でワイシャツの縫い上げる工程のすべてを
行い、衿を付けて、ポケットを縫って、袖を付けてのありとあらゆる工程を少人数でこなし、最終では、たくさんある小さなボタンを付け、そしてボタンを留め仕上げのアイロンを掛け袋に入れて1枚の製品が出来上がります。

さて・・・
ワイシャツは100ほどある工程を踏みながら製品として出来上がるまで、どれぐらい掛かるのか。一枚流しと呼ばれる立ちミシンでは5分に1枚出来上がる計算になるようです。
編成されたチーム全員が同じ技術をお持ちであれば、全く問題がないのでしょうが、手の遅い方がいらっしゃると、すぐに技術の持っている方が、その持ち場に入りスムーズな流れを意識されているようです。
トヨタシステムを基本とした助け合いの編成なんだそうです。

まだパソコンがヨチヨチ歩きで人海戦術に頼った20年ほどの前のお話です。
今ではパソコンが普及して技術の進歩・システムの構築はもっともっと進んでいることでしょう

画像にあります緑のテープに巻かれた棒はと云いますと
ワイシャツ工場から戴いた貴重品。ボタンを素早く穴に入れて留める小道具。
針金はピアノ線で固くて頑丈です。
丸くなったピアノ線をワイシャツの穴かがりに通して、素早くボタンをピアノ線で掴み、引き戻します。体験してみたのですが、ものの2秒も掛かりませんでした。優れものの逸品です。
手でボタンを留めていったら日産3000枚は不可能ですね、せいぜい300枚でしょうか。そのうえ、ボタンを留めていく指先は腫れて尚且つ摩擦で痛いでしょうね

見るからに汚れて、今となっては役に立たない代物ですが、生産システムを考える上で私の貴重な宝物です。

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世界のニュースから・・・2

 

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スペースシャトル「ディスカバリー」が打ち上げられ国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」が実現に向けて大きく前進した前の日に・・・。

『外部接触のない部族の集落、アマゾンで撮影に成功』のニュースが飛び込んで来た。
文明を拒否してきたのか、文明そのものを知らないのか・・・

ブラジルとペルーとの間にある巨大地域のアマゾンには、外部との接触をしない先住民が7~80あると云われているが、ペルーが国際協定を破ってアマゾンの熱帯雨林を違法な伐採で深刻な環境を作っているとされる。
アマゾンは全世界の25%の酸素を作り出している命の源を育んでいます
違法な伐採は酸素を作り出す命の源を殺す事でもある。
人類に必要な酸素が少なくなったら、どうなるのでしょう・・・
酸素を巡って争いが起きるのでしょうか
酸素を独占する方法ってあるのかな。

進化しすぎた現代文明は文明の中で彷徨う事になりそうだが、文明を知らない先住民は、悩みのない心が豊かな暮らしをしているのではないか。
体中を真っ赤に塗った男性と黒く塗った女性が見えますね。
自然の恵みを戴きながらの生活が、人類本来の姿かも知れないね

文明を知りながら、文明を拒否して自然な生活をしているアーミッシュとは違うようだ。
日本も無人島に非文明地域を作って隔離したらどうだろう・・・
イナゴも泥鰌も蜂の子も食べられないわたしは、生きられないね

続く・・・。

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